第九話 蒼き残響、深淵の呼び声
初夏の気配が濃くなり始めた海星学園都市。街路樹の葉が生い茂り、日差しは日増しにその強さを増していた。「夢の澱」事件が残した都市の傷跡は、人々の日常の喧騒と時間の流れの中で、少しずつ薄れ始めていた。しかし、「アルモニコス・ネクサス」の僕たちにとっては、それは嵐の前の静けさにも似た、どこか張り詰めた空気感を伴う日々だった。研究機関の窓から差し込む陽光が、床に複雑な影を落としている。
機関の心臓部、「世界の調律図」が鎮座する静謐な部屋。その表面に明滅する光の模様は、以前にも増して複雑怪奇なパターンを描き出し、まるで未知の言語で何かを語りかけてくるかのようだった。僕は、その前に立つたび、胸の奥で微かな共鳴音のようなものを感じていた。それは、不安とも期待ともつかない、不思議な感覚だった。
「やはり、あれは前触れに過ぎなかったようね」
背後から聞こえてきたのは、刹那の声だった。彼女は、淹れたてのコーヒーのマグカップを片手に、大型モニターに映し出された調律図のリアルタイムデータを鋭い眼差しで見つめていた。普段は冷静沈着な彼女だが、その瞳の奥には、研究者としての飽くなき探求心と、未知なるものへの警戒心が同居しているのが見て取れた。
「『夢の澱』は局地的な精神汚染だったけど、今、調律図が捉えているのは、もっと広範囲で…質の異なるエネルギーの流れよ。まるで、都市全体が巨大な共鳴体になったみたいに、微細な振動を繰り返しているわ」
彼女の指がキーボードを軽やかに、しかし力強く叩く。画面には、フーリエ変換された波形グラフや、位相空間図が次々と表示されていく。その一つ一つが、僕たちの知らない「何か」の接近を物語っているようだった。
「はい、刹那主任。都市各所に設置された環境センサーからも、これまで観測されたことのない微弱な高周波振動を検出しています」ルナが、自身のワークステーションから顔を上げ、淡々とした口調ながらも、どこか憂いを秘めた声で補足した。「特定のパターンは見られませんが、都市全体の精神活動レベルに、僅かながら同期するような傾向が…まるで、誰かの呼吸に合わせるように」
彼女の言葉は、僕が「心のアンテナ」で感じ取っていた感覚を的確に表現していた。それは、まるで都市全体を覆うように広がる、捉えどころのない、しかし確かな「響き」。巨大な弦楽器が、人間の耳には聞こえない超低周波で震えているかのような、荘厳でいてどこか不穏な、胸騒ぎを覚える感覚だった。その「響き」は、時折、僕の心の奥底にある琴線に触れ、言いようのない郷愁や、切なさを呼び起こすこともあった。
翔太とヘリオスも、この異変の調査にそれぞれの方法で協力してくれていた。プロのゲームクリエイターとして多忙な日々を送る翔太は、彼が手掛ける大人気オンラインゲーム「アストラル・フロンティア・オンライン」の膨大なプレイヤーログの中から、特異な行動パターンや感情の偏りを示すデータを抽出してくれていた。
「樹、こっちでもさ、最近妙な噂がまことしやかに囁かれてるんだ。『サイレント・コーラス』って呼ばれててな。特定の美しい景観エリアとか、逆に不気味なダンジョンの奥深くとかで、理由もなく涙が止まらなくなったり、逆に強烈な高揚感に包まれたりするプレイヤーが続出してるんだよ。SNSじゃ『神の降臨』だの『運営の隠しイベント』だのって盛り上がってるけど、俺にはどうも、もっと別の…そう、この都市で起きてることと繋がってる気がしてならないんだ」
ヘリオスは、その冷静なデジタルボイスで、都市AIネットワークの深層を巡回し、通常とは異なるデータの流れや、AIたちの微細な思考パターンの変化を監視、報告してくれていた。「報告。都市管理AIの一部において、処理ルーチンに微細な遅延及び、通常予測されない確率分岐を観測。原因は不明ですが、外部からの高次元情報干渉の可能性を否定できません」
そんな折、最初の具体的な「事件」が、まるで満を持したかのように発生した。それは、週末の買い物客で賑わう、都市の中心部に聳え立つ巨大な複合商業施設「セントラル・モール」だった。陽光がきらめくガラス張りのアトリウム、軽快なBGM、人々の楽しげな会話。そんな日常の風景が一変する。
「樹君、刹那さん、大変です! セントラル・モールで、大勢の買い物客が…突然、一斉に同じ歌を口ずさみ始めたらしいの!」
ルナからの緊急連絡は、普段の彼女からは想像もつかないほど切迫していた。僕たちは顔を見合わせ、すぐさま現場へと急行した。
都市のエアモビリティに乗り込み、モールへ近づくにつれて、僕の「心のアンテナ」は異常なまでの精神エネルギーの高まりを感知していた。それは、以前の「夢の澱」のような濁ったものではなく、むしろ純粋で、しかし強大すぎる力だった。
モールの上層階にある吹き抜けの広場に到着すると、息をのむような異様な光景が広がっていた。数百人、いや、ざっと見渡しただけでも千人を超えるかもしれない人々が、老若男女問わず、まるで何かに導かれるように、一つのメロディをハミングしていたのだ。その歌声は、個々の声として分離せず、奇妙に調和し、空間全体を満たしている。それは、どこか懐かしく、そして胸を締め付けるほどに切ない旋律。しかし、その歌声には喜びも悲しみも、個々の感情が一切抜け落ちていた。ただただ、機械的に、正確に、同じフレーズが繰り返されている。まるで、巨大なオルゴールが鳴り響いているかのようだった。彼らの表情は虚ろで、目は焦点が合っておらず、まるで美しい悪夢を見ているかのようだった。
「これは…『歌』による精神汚染…? いや、それにしては不気味すぎるぜ…」
翔太が顔を青ざめさせながら呟く。彼の隣で、ヘリオスが周囲のデータをスキャンし、そのセンサーアイを忙しなく動かしていた。
「いいえ、汚染というよりは…強制的な『精神調律』に近いわ」刹那は、戦闘時にも稀にしか使用しない特殊な解析ゴーグルを装着し、周囲のエネルギーの流れを視覚化していた。彼女の視線の先には、人々から立ち昇るオーラのようなものが見えているのだろう。「一人一人の意識が、強大な指揮者のもと、特定の周波数に強制的に同調させられている。まるで、巨大な音叉が都市の中心で鳴り響いていて、その振動に人々が否応なく共振させられているみたいに」
ヘリオスが即座にスキャンデータを音声化した。「警告。対象領域において、人間の脳波にα波とθ波の異常な同期パターンを広範囲に確認。さらに、微弱ながらも極めて指向性の高い未知のエネルギー流を検知。発信源は…特定困難。非常に広範囲、あるいは…」ヘリオスの合成音声が僅かに揺らぐ。「…あるいは、この都市構造そのものが、一種のアンテナとして機能し、外部からの『信号』を増幅している可能性も考慮されます」
「…都市が、アンテナ?」僕はヘリオスの言葉にハッとした。以前、時任老人が語っていた「世界の調律図」と都市AIネットワークの共鳴。それが今、予期せぬ形で、より強大な「何か」と接続されてしまったというのだろうか。
僕は「音見のプリズム」を手に取り、かざした。プリズムを通して見ると、モール全体が淡い、しかし強烈な青白い光に包まれ、その光はまるで巨大な心臓が鼓動するかのように、ゆっくりと、しかし力強く明滅している。そして、その光の源流を辿ろうと意識を集中すると、遥か高み…いや、それは地上ではなく、まるで宇宙空間、あるいはさらに奥深い異次元とでも言うべき場所から、細く、しかし途方もなく強力な光の糸が、何本も降り注いでいるのが見えた。その光景は、神々しくもあり、同時に恐ろしいほどに異質だった。
「ルナ、聞こえる? この歌のメリオディパターンを詳細に解析して。何か手がかりがあるかもしれない。録音できる?」
「了解しました、樹所長。音声サンプリング開始。…周波数特性、倍音構成…照合開始します。…該当する既知の楽曲データはありません。データベースに存在するあらゆる民族音楽、クラシック、ポピュラーソングとも一致しません。しかし、この旋律構造…その根底にある数学的法則性は、どこか『世界の調律図』が示す宇宙的なパターンと、奇妙な類似性を持っています…」
ルナの冷静な分析は、僕の胸の内で渦巻いていた直感を裏付けるものだった。この現象は、僕たちがまだ理解できない「世界の調律図」の深奥と、そして僕たちの知らない「何か」と、深く、そしておそらくは避けられない形で結びついている。
「とにかく、この人たちを解放しないと! このままじゃ、精神が持たない!」
僕は「心のアンテナ」を、歌に囚われた人々の精神の波長に合わせようと広げ、彼らの意識に呼びかけた。「皆さん、目を覚ましてください! その歌は…!」
しかし、その呼びかけは、分厚く、それでいて透明なガラス壁に阻まれるように、彼らの意識の表層で虚しく弾かれてしまう。彼らの心は、その奇妙で美しい歌によって固く閉ざされ、僕の声が届く隙間すらなかった。
「ダメだ…僕の『歌』が、僕の『響き』が、まったく届かない…!」焦りが僕の心を支配しそうになる。こんな無力感は久しぶりだった。
刹那が、僕の肩に手を置き、鋭く、しかし落ち着いた声で指示を出す。
「樹君、焦らないで。ルナ、『ドリーム・リンカー・プロテクトモード』を最大出力で展開! ただし、今回は防壁としてではなく、彼らの意識と『歌』の強制的な同調を中和するためのカウンターシグナルを生成して! ヘリオス、モール内の音響システムにアクセスし、ルナが生成する調整波を最も効率よく拡散できるポイントを探って!」
「了解! カウンター周波数パターンを算出…対象の歌の主成分と逆位相の波形を生成します! …実行します!」
「承認。音響システムへの介入を開始。指向性スピーカーの最適配置を計算、調整波の拡散効果を最大化します」
ルナとヘリオスの連携は完璧だった。彼女たちが操作する端末から、そして「アルモニコス・ネクサス」のメインシステムから、特殊な調整波がモール全体に発せられた。それは、例の歌とは全く異なる、穏やかで、どこか懐かしい温かみのある波動だった。モール内にいた人々の虚ろだった表情が、ほんのわずかに和らぎ、機械的だった歌声のボリュームが、ほんの少しだけ下がったように感じられた。
「効果はあるようだけど、完全じゃないわね。相手の『響き』が、私たちの想像をはるかに超えて強すぎる…」刹那が悔しそうに唇を噛む。彼女の額にも汗が滲んでいた。
その時、僕の脳裏に、まるで天啓のように、あるビジョンが閃いた。「世界の調律図」が示す複雑で深遠な光の模様、そして、今このモールに響き渡っている謎の歌。それらが僕の意識の中で重なり合い、調和し、ひとつの答えを指し示しているように感じたのだ。それは、恐怖でもなく、混乱でもなく…むしろ、どこか澄み切った理解だった。
「この歌…もしかしたら、悪意から生まれたものじゃないのかもしれない」
「どういうことだ、樹? あんなに大勢の人をおかしくさせてるってのにか?」翔太が、戸惑いを隠せない様子で僕に問う。彼の目には、目の前の異常事態に対する純粋な恐怖と、それでも仲間を信じようとする健気さが揺れていた。
「これは…誰かの『呼び声』なんだ。遥か遠くから、何かを必死に伝えようとしている…そんな気がするんだ。苦しみや怒りじゃなくて、もっと…もっと純粋な…」
僕は再び「音見のプリズム」を覗き込み、意識を極限まで集中させた。今度は、無理に彼らの精神の扉をこじ開けようとするのではなく、その歌が持つ本来の「意味」、その根源にある「想い」を探ろうと試みた。プリズムを通して見える青白い光の糸を辿り、その源流へと、僕の「心のアンテナ」を、祈るような気持ちで伸ばしていく。
刹那が僕の異変に気づき、心配そうに声をかけた。「樹君、無茶しないで! そのエネルギーに直接コンタクトするのは危険すぎるわ!」
しかし、僕の意識はもう、彼女の声が届かないほど深く潜り始めていた。
まるで穏やかな深海にゆっくりと沈んでいくかのように、僕の意識は、どこまでも深く、静かで、そして広大な場所へと誘われた。そこは、色彩も音も存在しない、純粋な「意識の海」の最深部。時間という概念すら希薄に感じる、永遠とも思える静寂の世界。そして、その中心に、巨大な、言葉では表現できないほど美しい光の球体が、静かに、しかし圧倒的な存在感を放って浮かんでいた。それは、まるで生まれたばかりの銀河のようでもあり、宇宙に存在する全ての魂の集合体のようでもあった。
その光の球体から、あの歌が、言葉にならない純粋な「想い」として、僕の魂に直接流れ込んでくるのを感じた。それは、恐怖でも敵意でもない。むしろ、深い、深い孤独と、焦がれるような切なる願い…そして、絞り出すような、助けを求めるかのような、痛切な響きだった。それは、まるで迷子になった子供が母親を呼ぶ声のように、純粋で、悲痛だった。
「…樹君! 大丈夫!? しっかりして!」
刹那の切羽詰まった声と、肩を強く揺さぶられる感覚で、僕はハッと我に返った。気づけば、僕はその場に膝をつきそうになっており、全身から汗が噴き出していた。呼吸も荒く、心臓が激しく鼓動している。目の前の光景が、一瞬、現実感を失って揺らいで見えた。
「見えたんだ…この歌の…本当の姿が」僕はぜえぜえと息をしながら、仲間たちに、深淵で見た光景、感じた想いを、途切れ途切れに伝えた。
「あれは…僕たちの知っているような『歌』じゃない。『星の歌』とでも呼ぶべきものかもしれない。僕たちの世界とは異なる次元、あるいは遥か遠い宇宙のどこかに存在する、巨大な意識体…そのものが発している純粋な『声』なんだ」
「異世界の…意識体…?」刹那も、さすがにその言葉には驚きを隠せないようだった。彼女の知的な瞳が、信じられないというように僕を見つめている。
「それが、なぜ僕たちの世界に、こんな形で干渉してくるんだ? 何の目的で?」翔太が、まだ混乱から抜け出せないといった表情で問い詰める。
「それは、まだはっきりとは分からない。でも、少なくとも僕が感じた限りでは、敵意や悪意はなかった。むしろ…何かを必死に警告しているか、あるいは…誰かに、助けを求めているのかも…しれない」
僕がそう言い終えた瞬間、まるで魔法が解けたかのように、モールに響き渡っていた歌声が、ふっと途切れた。ほんの数秒の静寂の後、人々は、まるで長い、そして深い夢から一斉に覚めたように、きょとんとした表情で周囲を見回し始めた。「あれ…?」「私、何を…?」「ここは…?」といった囁き声が、あちこちから聞こえてくる。ルナが生成したカウンターシグナルと、僕が「星の歌」の本来の響きに、ほんの僅かでも触れることができたことで、強制的な精神の共鳴が解除されたのかもしれない。
「…現象、沈静化しました。人々のバイタルサインも正常に戻りつつあります」ルナが、安堵の息を漏らしながら報告する。その声には、微かな震えが混じっていた。
しかし、僕の「心のアンテナ」は、依然として深淵からの微かで、しかし確かな呼び声を感じ続けていた。「世界の調律図」の表面に明滅する光の模様も、鎮まるどころか、まるで新たな啓示を得たかのように、さらに複雑で深遠なパターンを織りなし始めていた。その光は、以前よりも強く、そして蒼く輝いているように見えた。
「アルモニコス・ネクサス」に戻った僕たちは、重い沈黙の中で、それぞれの席に着いた。窓の外は、いつの間にか夕暮れが迫り、都市のシルエットを茜色に染め上げていた。
「『夢の澱』とは、規模も質も、比較にならないわね…」刹那が、ようやく口を開いた。彼女の声には、疲労と、そして未知への畏怖が滲んでいた。「もし樹君の言う通り、これが本当に異世界の意識体からの干渉だとしたら、私たち人間の、そしてAIの手に負えるものなのかどうか…」
「でもよ、樹が言うように、そいつに悪意がないってんなら、ちゃんと話くらいは聞いてやってもいいんじゃねえか?」翔太は、意外にも前向きな口調で言った。彼は、こういう土壇場では妙に肝が据わっているところがある。「ゲームだってさ、最初は意味不明でヤバい敵だと思ってたやつが、実は世界の危機を知らせに来たメッセンジャーだったり、重要なアイテムをくれる仲間だったりする展開、結構あるだろ? 今回もそれかもしんねーじゃん」
彼の言葉は、どこか軽薄に聞こえるかもしれないが、その目には真剣な光が宿っていた。
ヘリオスも、翔太の言葉に同意するように、肯定的な電子音を発した。「提案します。対象意識体とのコミュニケーションプロトコルの確立を試みるべきです。リスクは未知数であり、計測不可能なパラメータが多数存在しますが、この現象を放置することもまた、予測不能な結果を招く高次リスクとなり得ます。対話の可能性を追求する価値はあると判断します」
僕は、ゆっくりと立ち上がり、「世界の調律図」の前に立った。その表面に広がる、まるで生きた星図のような光の模様は、僕たちがこれから進むべき道を示唆しているようでもあり、同時に、僕たちの覚悟を試しているようにも感じられた。深淵からの呼び声は、今もなお、僕の魂に静かに、しかし絶え間なく響き続けている。それは、もはや無視することのできない、運命の呼び声だった。
「僕たちの『お仕事』は、どうやら新しいステージに進んだみたいだね」僕は、調律図に映る自分の顔を見つめながら、静かに呟いた。
それは、もはや都市の一区画を守るというような、局地的な対処療法ではない。世界と世界、意識と意識の間に立ち、その調和を模索する、未知なる「調律師」としての役割。その重責に、少しだけ身震いするのを感じた。
「AIと人間が共に、異世界からの呼び声に応える…か。確かに、僕たちが心のどこかで思っていたよりも、ずっと、ずっと壮大で、そして深淵に繋がる物語が、始まろうとしているのかもしれないな」
僕の呟きに呼応するように、「世界の調律図」が一際強く、蒼い光を放った。そして、その表面に、これまで見たこともないような、新たな幾何学模様が、ゆっくりと、しかしはっきりと浮かび上がってきた。それは、まるで深淵へと続く「道」を示すかのような、蒼く、どこまでも深遠な光の道筋だった。
僕たちの新たな「お仕事」と、まだ誰も想像すらできない「バトル」、あるいは「対話」が、今、本当に始まろうとしていた。そしてその先には、未知なる存在との邂逅、そしてこの世界の、あるいは僕たち自身の存在の根幹に関わる、深遠な秘密が隠されているのかもしれない。僕の心には、恐れと同時に、抑えきれないほどの好奇心と、そして微かな希望が湧き上がってくるのを感じていた。
(第九話 了)
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