毎日キレイ!
物部堂
初日
「お姉ちゃん、あのさー。」
連休明けの、ダルい朝。
うちの愚妹が、
「お姉ちゃん、毎日キレイって、どんな気持ち?」
……はぁ?
うちの父、母の遺伝子を適当にくっ付けた
ような、私にどう見ても、その遺伝子の
最高な部分を融合させた、
あんたがそれ言う!?
「そんなの、あんたの方がわかってるでしょ?」
「いやいや、お姉ちゃんの方がモテるじゃん」
お前もな!
「それに、私、キレイってよくわからんくて」
「どう言うこと?」
「私はさー、キレイとか、自分の事あんまり
意識したことなくてさー」
「でもまわりは、キレイである私を押し付けてくるんだよね」
「キレイである行動」
「キレイである言葉」
「キレイである感情」
「キレイだよね」
「キレイだから」
「キレイだもん」
「それは私じゃなくてさ」
「もっとほんとの私を見てほしくてさ」
「だからね、お姉ちゃんはどうかな?って」
うちの愚妹は馬鹿だけど愛すべき馬鹿だ
人のアイスは勝手に食うし
私の服を勝手に着るのも日常茶飯事
自分勝手で
わがままで
それでもこの子は、正しく育ってる
自分の嫌なことや、正しくないこと
まわりの感情を感じて
それが間違ってるって思うこと
「お姉ちゃん!何笑ってるの?
これでも真剣に相談してるのに!」
自然と笑ってた
この子の成長が嬉しくて
この子が私の妹で
「そうね。毎日キレイってね…」
「うん?」
「わかる訳無いじゃん!」
それはねあんたが毎日笑って生きればわかるはず
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