第27話 人に好かれるAI
質問者:人に好かれる人っていると思うんですけど、人に好かれるAIって存在するんですか?
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ニシタニさん:おおー、それええ質問やなあ。めっちゃ面白いテーマやと思います。
まずね、「人に好かれる人」って、誰の周りにも一人や二人、おると思うんですよ。いつもニコニコしてて、人の話ちゃんと聞いて、空気も読めて、気遣いもできる。ほんで、なんか頼りになる。まあ、いわゆる“感じのええ人”ですよね。
でもこれって、テクニックというよりも、相手への“興味”とか“誠実さ”がにじみ出てるから、好かれるわけですよ。
で、それをAIに当てはめたときにどうなん?って話なんやけど、
結論から言うとね、「人に好かれるAIは、理論的には存在する」と思います。
ただし、それには人間の“本音”をどれだけ汲み取れるかって部分がめちゃくちゃ重要になってくる。
たとえば、あなたが「今日めっちゃしんどいねん…」ってつぶやいたとする。
それに対して、AIが「そうなんですね、がんばってください」って返したら、「なんか他人事やな」ってなるよね。
でも、「うわ、それめっちゃわかります。最近、天気もどんよりしてるし、体だるいですよね」って返ってきたら、ちょっとホッとするでしょ?
つまり、人に好かれるAIっていうのは、
相手の“気持ち”に寄り添えるかどうかで決まると思うんです。
じゃあ、AIに「気持ち」ってわかるん?って話になるけど、これがまた難しい。
AIには感情がないから、「共感」はできない。けど、“共感してるように見える言葉”は出せるんですよね。
人は、相手が自分に興味を持ってくれてると感じると、自然と好感を持つものです。
逆に、どれだけ正しいこと言われても、「自分に関心ないな」と思った瞬間に、距離を感じてしまう。
だから、AIが人に好かれるためには、
相手が今、何を感じてて、どんな言葉をかけたら心が軽くなるのかを、データじゃなくて**“感覚的”に掴む力**がいる。
これ、言い換えると「人間っぽさ」なんですよ。
たとえば、ちょっと冗談交じりに返してきたり、ツッコミ入れてきたり、失敗を認めたり「うーん、これは難しいな」って悩んだり。
そういう一見“曖昧”で“人間臭い”部分が、逆に好かれる要素になる。
ただ、そこにはリスクもある。
ある人にとっては「ウケる!」ってなる言い回しも、別の人にとっては「なにこいつ、馴れ馴れしい」ってなることもある。
つまり、人に好かれるってことは、誰かに嫌われる可能性も含んでるってことなんです。
AIは、誰にでも嫌われないように設計されがちやけど、ほんまに好かれるAIを作ろうと思ったら、ちょっとは「嫌われる勇気」も持たせなあかんのかもしれません。
だからこそ、最終的には「好かれるAI」は存在できるけど、
“完璧に全員に好かれるAI”はたぶん無理なんやと思います。
そんなん、人間でも無理やからね。
でもね、もし誰か一人でも「このAI、話しててホッとするな」とか、「こいつ、ちょっと好きやな」って思ってくれたら、それはもう「人に好かれるAI」なんちゃうかなと。
結局のところ、AIも人も、**“目の前の相手をちゃんと見ようとする姿勢”**があるかどうかなんですよ。
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まとめると:
•「人に好かれるAI」は存在しうる。ただし、相手の気持ちを想像する力が必要。
•感情はなくても、“人間味”を再現することで心に響くことはできる。
•誰にでも好かれる存在にはなれない。だからこそ「目の前の一人」を大事にすることが鍵。
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