第3話 道具を大切にするべきか?

プロと言われる人は道具を大切に使っていると感じます。道具を大切にしない人もいますが、その割合はアマチュアと比べるとはるかに少ないと思います。


なぜ道具を大切に使うのでしょう?

毎日使う道具を綺麗にし、大切にするという小さな積み重ねから得られることは多くあります。自分を成長させるためには、自分と向き合う時間を作り、感覚を研ぎ澄ますということの繰り返しです。


道具を大切にするというところから、自分や他人、周りの環境など、モノを大切にする=感謝の気持ちを表現するにつなげてほしいと思います。それを、貫き通すということは、自分自身を成長させることにはつながります。少しの妥協も許さないということができるようになると自分の目標に間違いなく近づくと思います。


サービスマンにとって、工具はお客様に、自分の技術力をアピールする場面だと思います。ピカピカで高そうな工具を使っている人は、サービス能力が高い人に見えます。


言うなれば、侍の刀と同じです。

ビックモーターさん 傷をつける道具にしてはだめでしょう。上層部と関係なく、サービス失格です。


私の営業体験をお話致します。

我々メーカーの営業マンは、定期的に取引店を訪問します。ある時、体調が悪く、サービスのトイレを借りました。とても綺麗とは言えないレベル。

それだけではなく、修理を終えたばかりなのか解りませんが、工具が工場内に散乱。

皆を集め、「どうなっているのだ?こんな状態でお客様に良い印象を与えられるのか?」と叱り、直ぐに5Sの徹底を約束させました。

意外なところから効果が現われました。オーナーの奥さんからです。「私が言えなかった事を、よくぞ言ってくれた。」これ以後、信頼関係は最高潮。実績はうなぎ上りでした。


「見て見ぬ振りはダメだという事です。」自分の思いを伝え議論すべきです。そして、結論を出しましょう。


私の結論は、仕事でも、スポーツでも、使う道具は大切にすること。道具を磨きながら、上達する事を「願え」です。

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