影の光

御隠れになった光は真の血統を受け継ぐ女王か


白光と鏡姫は倭王武の血族。

倭王武、つまり日本武尊ヤマトタケル(ワカタケル)大王の子孫である。


天叢雲剣あめのむらくものつるぎ

素戔嗚尊の武具であり三種の神器の一つ。


前説で素戔嗚尊は日本武尊であると記した。

そして、武具である剣の名目が叢雲を指す。

雲の役割を第一部で説いたが、雨降アメフラシらしとアメノウズメ、つまり雨を呼ぶ巫女は叢雲を呼び寄せ恩恵を与える。


天降あめふらす群れ雲を連れ大地を潤す高天原の女神オオヒルメノミコト=大火靈女おおひみこ

まじないに焚き火を用い御神体である鏡に祈祷する女王卑弥呼である。


紫雲古津しうんこず

古くから大河や湖を日本は「うみ」と呼ぶ。

群馬県嬬恋村に遺された日本武尊の妻の悲劇。

日照り続きの国を救うためうみへ身投げし自ら生贄となった。奇跡は起こり雨は降る。


妃が生贄となった湖には龍神が住まう。

雨を司る天意の大蛇。人は時に竜と言う。

小高い山の頂上にある其の湖の名は…


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