第8話
その6
息を荒げる私の今の格好…
ズバリ、そのものだった
それは、後ろに立っている彼へお尻を突き出してるに絵柄に他ならなかったわ
野生に還った(?)石神康友は、もう歯止めが効かないんだろう
私のパンティーをむしり取るように脱がせると、アッという間に彼は彼自身をバックから私に合体させ、いきなり激しく腰を突いてきた
彼は両手で後ろから私の髪の毛をワシ掴みにして、首を後方、つまり自分の胸のあたりまで引っ張り上げてきたわ
それはすごい力で…
***
「ルイ…、目の前から逃げるな!視線を反らさず、直視するんだ!”この女たち”は、オレに殺されるとは知らずに体を許したんだ。オレに抱かれたんだ。そして、今もここでその名残りを放っている。この部屋で!俺が寝ているときも、クソしてる時も…。海を越えた遥か彼方で永眠する彼女たちの魂が、息吹がここまでだ!」
「ああ…、ああっ…」
私は目をそむけなかった
でも、心の中では目をつぶってたわ!
***
「…だが、お前は違うんだぞ!オレがお前殺すつもりだと知ってるんだ。心の底から愛するが故…。それも承知してる、お前はな。じゃあ、どうする…?ああー!ルイさんようー!!」
「ハア…、ハア…、決まってるでしょ!ああ…、あなたに殺される前に、あっ…、ああ…、あなたを殺すわ!私は…」
「なぜだ!」
「…ハア、あ…、愛してるからよ、心底!ああっ…」
文字通り、私達二人は”彼女たち”を”前”にして、獣そのもので愛しあっていた
互いに上半身は服をまとっていたが…
でも、やってることは動物みたいな恰好ではしたないこと、この故ない…
眼前の彼女たちはそれを視姦して、何を思っただろう…
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