神が割った時計は鳴り止まず

ミヤツキ

第1話

質問コーナー!


1.名前と相手の呼び方は?

ヨウ→バル、お前

バル→ヨウ


2.お互いの出会ったきっかけ、ついでに第一印象は?


きっかけ→親同士の縁で幼馴染

第一印象

ヨウ→泣き虫で俺が守ってやんないと

バル→強くてかっこよくて優しい!


3.付き合いの長さはどれくらい?(完結済みの作品なら、完結時でも後日談でも。連載中なら任意のタイミングで)


付き合いの長さ→16年


4.意見が割れたらどちらが折れる?


ヨウが折れない時はバルが折れる

バルが折れない時はヨウが折れる

でもお互い、折れてくれた側に「悪い…」とか「ごめん…」と謝る。でも譲らない時は譲らない。


5.相手が機嫌悪いとき、どう接するのがいい?


ヨウ→バルが機嫌悪い時見たことない

バル→ヨウはいつも機嫌悪そうだから、本当に機嫌が悪い時がわからない


6.贈り物したことある?or あげたいものはある?


ヨウ→贈り物は7歳までしていたけどそれからはしてない。

バル→贈り物7歳の時から止まってる。ヨウに靴を買ってあげたい。最近汚れてるから。


7.どこまで頼れる?


ヨウ→半分くらい(自覚してないだけでかなり信頼してる)

バル→絶大的な信頼


8.相手のことどうやって褒める?


ヨウ→お前は偉いよ、すげえよ

バル→褒めるとため息吐かれるから褒めない。


9.相手のことどうやって怒る?


ヨウ→怒る勇気がなくてため息で誤魔化す。

バル→ダメだよ!よくないよ!っていう。


10.ごめん! 実は黙ってたけど……


ヨウ→つい最近までお前のこと嫌いだった。今も100%好きな訳じゃない。ごめん。俺が悪いんだ。

バル→ヨウに隠してることはないよ。


10-2.ごめん! 実は黙ってたけど、冷蔵庫のプリン……


ヨウ→腐ってたぞ

バル→誰かに食べられると困るからヨウの名前書いておいたよ


11.相手について最近初めて知ったこと


ヨウ→俺に嫌われていることもわかって、それでも俺のこと愛してくれてる。

バル→ヨウはあまり自分のこと語らないから、初めて知ったことがない。


12.相手が血だらけの手で帰ってきて「人殺しちゃった」と言った。あなたはどうする。

(悩んだら下記のパターンに沿ってご回答ください。もちろん無視でもいいです。)

A.信じない

 A-1 何かの間違い。こいつに限ってそんなはずない。幻覚かな?

 A-2 受け入れられない。むしろこっちの精神が崩壊。

B.信じる

 B-1 信じて突き放す。自分で解決しろ。自首しろ。

 B-2 信じて受け入れる。逃げる/隠ぺい/いつかやると思ってました/そもそも初めてじゃない

C.それ以外

 C-1 何もわからないけど血だらけの相手を抱きしめてあげる

 C-2 まずその手を洗えよ。服が汚れるだろ。

 C-3 死体に嫉妬

 C-4 その他


ヨウ→何か理由があるはずだと思ってとりあえず聞こうとする。

バル→A-1


13.YES/NOで答えてください

・誕生日知ってる→ YES/YES

・肩組める→NO/YES(ヨウが嫌ならしない)

・ビンタできる→NO/YES

・食べ物「あーん」できる→NO/YES(ヨウが嫌ならしない)

・お財布貸せる→YES/YES


14.相手にひと言なんでもどうぞ


ヨウ→ごめん、ありがとう。

バル→俺のそばにいてくれてありがとね。


15.ここまでありがとうございました。お二人が登場する作品を宣伝してください!


神を信じるか信じないかで二分化されたチョウヘイ帝国ー。

神に否定されたヨウと、神から剣術を教わったバルは幼馴染で対立関係にある。

しかし、お互いに縁を切れず2人は秘密裏に子供の頃の基地で1週間に1度会っていた。

神を信じる天皇様と、神を信じない国王様が争いを続け国民も感化されるように争う国で、

双方の象徴的存在が続けざまに亡くなる。

それをきっかけに破滅へ向かう国で

ヨウとバルは争いのない平和な日常を手にすることができるのかー!?

ぜひ追っていただきたいです。







第1話


神ではなく人が平和を導くんだと、僕に教えてくれた国王様が死んだ。

「死因は老衰、無理もない御年97歳だったのだから大往生じゃない?」

「民の間では、国王様の暗殺計画が成功したと言われている、主犯はもちろん正剣者だと」

「まさか、俺たちは正しいことに剣をふるう信念がある、いくら敵対しているからって力で黙らせるようなことは絶対にしないよ」

お前はそうでも、ほかの奴らはわからんだろという言葉を僕は飲みこみため息を吐いた。

「またヨウ、ため息吐いてる」

「癖なんだよ」


僕たちはこの国では敵対関係にある。

しかし、幼馴染で古くからの付き合いでもあり敵対することができなかった僕たちは秘密で1週間に1度、子供の頃に作った基地で話している。

あの頃は、草や枝などで作ったかまくらのような秘密基地がやけに大きく見えていたが、今となれば男2人、身を少し縮こませて入っている。


「大体、二十年前の争いからこの国はまとまらなさすぎだ、バルも聞いたことあるだろ?諸外国からはいつまでたっても成長しない国、と罵られている」

僕が言うとバルは口をつぐんだ。

俺たちが変えていこうよ、とか理想主義的なことを言うと思ったがこいつでさえも今の国の現実には逆らえないらしい。


僕たちの国―チョウヘイ帝国は二十年前、外国との争い勃発した。軍事力も戦闘員の数も、何もかも僕らの国は相手国より下だった。

死者や重傷者を合わせれば、国民の3分の1は血を流した。

当時、僕は1歳だったため何が起こっているのか理解すらできなかった。

これは後々の歴史の授業と、戦いに繰り出された祖父から聞いた話だが…当時から僕たちの国は、国王派と天皇派に分かれていた。

神を信じる天皇と、神を信じない国王で二分化されていたのだ。

結果的に、僕の国はあまりの犠牲が大きすぎたこともあり降伏した。

天皇と国王が争っている間は、戦争が終わってもこの国はまとまりはしない。


「異剣者たちは指針を失って、これからは正剣者の時代が来る、それが多くの国民の総意だ」

「異剣者として、ヨウはそれでいいの?」

「いいわけないだろ、でも指針である国王様を失った以上…こっち側は力がなくなったんだ」

僕は吐き捨てるように言う。

異剣者とは、国王のもと神を信じず、平和や正しさを求めて剣をふるう者たちのこと。

対して、バルがいる正剣者は、国王のもと、神の使いとして、同じように平和や正しさを求めて剣をふるう者たち。

天皇と国王の対立のもと、異剣者と正剣者の内部争いは日常茶飯事で、その影響を受けて、国民が争うのも当たり前。

争いの種は、大体が神を信じているか、信じていないか。

他国からまとまらないことで、徐々に見放されてきている僕の国は輸入品は減っていき、つながりすら拒む諸外国が増えてきた。

自国内でなんとかするしかない。

そんな日々の生きづらさや未来への不安が余計国民を内部争いへ向かわせる。

毎日誰かが血を流し、傷ついている。


「でも思ったよ…、国王様が死んだって知った時…俺らがバルたちに国を任せて神の存在を受け入れられれば、すべてが程よく落ち着くんじゃないかって」

バルは静かに僕の気持ちを聞いてくれた。

「でも…やっぱり俺は、神を信じられない」

神に剣術を教わったバルに向かっていう事ではなかったか…と言葉にして1秒後に公開したが、バルは僕に寄り添うでもなく自分の気持ちを口にした。

「異剣者と正剣者、どっちにもメリットとデメリットはある、うまく俺たちが折り合いをつけていくしかないよ、対立している俺たちが話せていることを希望につなげないと」

「それでこの前、上司に盾ついて仲間から批判されたんだろ?」

「まあね……、神を信じてない裏切者だの、神を冒涜している奴だって言われたけど」

その現状を聞くと非常に胸が痛かった。

僕はバルとは違って、行動に移すことが怖かった。

異剣者の長である祖父や国王様に、折り合いをつけてまとまりましょうよ、なんて言ったらどうなるか、考えるだけでも足がすくんだ。

祖父は僕に16年間、剣術を教えてくれたし愛をもって忙しい両親の代わりに僕を育ててくれた。祖父に嫌われたくない、という思いが僕は勝ってしまった。

「なんでそんなに神なんてものを、信じるのかねえ…」

「神様は正剣者の中では1番だからね、天気も武運も恋愛も友情も生死も、何もかもすべて神によって決められる」

「お前もそう思ってんのか?」

「半分は思っているけど、それは異剣者の人を否定する理由にはならないとも思ってる」

まあ、神に会ったことがあればそうか…と僕は思った。

僕は神から否定を受けた人間なので、ある種神を信じない姿勢をとらないと心が壊れそうだった。

正剣者側の人間を見るたびに、存在しないに等しい神を良く信じることができるな、と思う。バルのように実際に会ったことがない人々がほとんどだというのに。


僕は、左手首にはめた腕時計を確認する。そろそろバルと話せる時間が終わる。

「…今日、国王様の告別式なんだ、正剣者側の国民がヤジに来ないか見張らないとな」

僕はバルに別れを告げて、あたりを見渡しながら秘密基地からこそこそと移動する。

山を下りるとそこには町があり、行きかう人は皆「国王様の死」の話題で持ちきりだ。

人々の会話が耳に入った。

「次は天皇様がどうなるかだな、邪魔な国王は終わったし」

「神の使いである天皇様のこと、絶対に平和な世が訪れるよ!」

「まあ、いずれにしても、これでまた新しい時代が来るんだ」

祖父ほど異剣者として顔が知られていない僕は人々の前に目立って出ない限り、軽蔑の目を向けられることはない。

歩き続け、僕は目的地に着いた。

異剣者、そして異剣者を支持する国民たちの最後の国王様とのお別れ会だ。


…国王様とは1度だけお会いした。

祖父と共に国王様の元へでかけたのがつい1週間ほど前だった。その時の国王様はやつれてもいないし、97歳のわりにとても丈夫に見えた。

祖父と国王様で、異剣者側として何ができるか話し合っているのを僕は隣でうなずきながら聞いていた。

異剣者と正剣者が折り合いをつけるのが一番いいと思います、という言葉が何度喉元を通っては呑みこまれたか。

あくまで話を聞く立場としていったので、国王様と面と向かって話すことはなかった。

しかし帰る時に、国王様が僕に言った。

「これからの未来には君のような若者が必要だ、未来の平和は神は導いてはくれない、我々人間が導くんだ」

強く、そして前を向いていたその瞳で僕をまっすぐに見てくれた。

その言葉と瞳が今も忘れられなかった。

僕は告別式に足を一歩踏みだそうとした。その時―。





「おい‼天皇が死んだってよ‼」

一人の異剣者の困惑しながらも笑みがこぼれた表情から叫ばれた言葉はあたりを騒然とさせた。

あたりがざわめく中で、僕は目を見開いた。

異剣者の指針である国王様、そして正剣者の指針である天皇が続けざまに亡くなった。

「お先真っ暗じゃないか…」

僕の口からは勝手にそんな言葉が発されていた。

どうなるんだ、この国の未来は…。

僕はただ………争いのない平和な日常を生きたいだけなのに。

僕だけじゃない、バルだってそうなのに。

真っ先に脳裏に浮かんだのは、バルだった。


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