第2回 ヒースとアラミス

 今回はヒースと、同じチームの仲間であるアラミスにインタビューを行ってみました。ちょっと荒れそうな嫌な予感はしますが、お楽しみ頂けると幸いです。

 それではどうぞ。

 ※注意:初めての方にはネタバレを含みます。



1.それぞれの名前と簡単に自己紹介をお願いします。


ヒース:俺、ヒース。今度の7月で17になる。武器はじっちゃんの形見の日本刀。斬り込み隊長でよろしく!


アラミス:俺はアラミス。今年で20になる。計算全般が得意で視力は10。マスケット銃が武器の遠距離攻撃枠でよろしく! あれ、お前三つも下だったのかよ、偉そうにしやがって!


ヒース:ちょっと待て――っ! 聞き逃すとこだった! テメェまだ19じゃねぇか。じゃ、あの歓迎会で乾杯したワインは――!


アラミス:いいんだよ、ルエンドちゃんの誘い断ったら死んでも死に切れねぇだろ。あ、でも良い子の皆さんは絶対真似しないでくださいね!


2.ああ、すみません、冒頭から長くなりそうなので、仕切り直しますね。お互いの出会った場所と、第一印象は?


ヒース:きっかけ……忘れもしねぇ。護衛隊の入隊試験会場だ。こいつ参加者全員を狙撃しやがったんだ。


アラミス:人聞きの悪いこと言いやがる! 前も説明したが、あれは真っ当な若者が道を外さねぇようにしてただけで、一人も傷つけちゃぁいねぇぜ!? 第一印象? 最悪だ!


3.ああ……もうそこはいいです。では仲間になって今はお互いどう思っていますか?


ヒース:変態スナイパーのくせにハイスペックなのが許せん。こいつだけには絶対負けねぇ!


アラミス:アホのくせしてハイスペックなのが許せん。俺もこいつには絶対負けねぇ!


4.お互いにハイスペックと表現してますね。ではお互いの良いところを挙げて下さい。


ヒース:しまった。言わなきゃ良かった……まぁその、頭脳は認めるよ。あと、狙撃の腕と追跡能力な。


アラミス:しゃーねぇな。ま、こいつの剣の腕は確かだ。それに侵入者イントルーダーとしての能力ドナムは認めざるを得んだろう。


5.ホッ……よかった。意見が割れたらどちらが折れますか?


ヒース:……こいつに折れるだと? 有り得んな。


アラミス:こいつがまともな意見を言えるようになってから聞いてやる。


6.ど、どこまでお互いを頼れる?


ヒース:頼らねぇ。てか、意地でも頼らん!


アラミス:こいつに頼らないといけない場面がないよう、日々心がけてる。


7.あの――随分とお互いを信用していないようなご意見ですが、本当に仲間意識とか大丈夫でしょうか?


ヒース:えっと、その……俺がニールやジャックにやられた時、担いで助け出してくれたからな。スーツ血まみれにして悪かった。


アラミス:謝るのはそこじゃねぇが……まあいい。俺の大事な親父の形見を体張って奪い返してくれたからな。怪我させたな、すまん。


9.なんだ、ちゃんと認めてるじゃないですか。では、相手が血だらけの手で帰ってきて「人殺しちゃった」と言ったとします。お二人はどうしますか?


ヒース:こいつが人殺し? なら相当腕の立つ奴に追われてるってことだろうな。面白そうじゃねぇか。だらし無ぇこいつの代わりに俺が行ってぶっ飛ばしてやるよ。


アラミス:こいつが人を殺せるタマじゃないのは分かってる。どんくさいしな。まず罠に掛かったと考えて、その罠を逆手にとって相手を追い詰めてやるさ。


13.結局、よくお互いを理解してるんですねぇ。では次の質問にYES/NOで答えてください。


・肩組める?

 ヒース:NO! 何言ってんの? 吐くぞ。

 アラミス:NOだ! ルエンドちゃんかジェシーちゃんと組む、こいつはダメだ!


・ビンタできる?

 ヒース:YESに決まってんだろ。何なら頭が一回転するまでやってやるぜ?

 アラミス:YES、YES、YES!! いい度胸してんな。ミッチーから聞いてんぞ。テメェのはへなちょこだってな!


・食べ物「あーん」できる?

 ヒース&アラミス:NOだ! 殺す気か!


14.相手にひと言なんでもどうぞ。


ヒース:お前、ルエンドのダイナマイトで一回息の根止めてもらっとけ。

アラミス:ルエンドちゃんのダイナマイトなら死んでもいい!

ヒース:チッ、変態野郎が!

アラミス:テメェこそ、ミッチーの《雷霆爆弾サンダースパイク》食らって永遠に寝とけ!


 ……い、以上となります。これ以上続けるとチームのイメージダウンになりかねません!

 では、次回、護衛隊からあのお二人を呼ぼうと思います!

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