子狐転生進化譚〜気づいたらちびっ狐になってたけど、進化し続けたら伝説になってた件〜

❖彩夜❖

第〇章 真名を取り戻せ!

1.ぼくは名もなき狐です。

「くぅ〜ん………きゅぅ?」

目を覚ますとそこは、緑の生い茂る深い森でした。

ぼんやりと思い出す賑やかな都会の影など、まるでありません。

当たり前です。

ぼくは、この森に住む母狐の子供なのです。

さらさらと葉っぱの擦れる静かな音だけが、ぼくの耳をくすぐります。

いつもならこんな聞き慣れた音に耳を澄ますこともなかったのに、なぜかこの音を心地よく感じて聞き入ってしまいます。

もう一度目を瞑ってそよ風に揺られていると、ふと違和感を感じました。

(…ぼくは、どうして都会を知っているんだろう?)

都会なんて、見たことも…ましてや聞いたこともないはず。

それなのに、どうして………

(………そうだ!思い出した!)

パッと顔を上げ、立ち上がる。

(ぼくは……僕は、都会に住む一人の人間だったんだ!)

…そのことを思い出した途端、僕は確信する。

(僕は、転生して狐になったのか…)

…転生。

ときたま読んでいたライトノベルで度々出てきたその単語は、この状況を説明するのにとってもしっくりきた。

(そっか…僕は転生したんだ。)

…しかも、人間ではなく狐に。

(でも、何で狐なんだろう…いや、それ以前に……)

ピコン、と音が鳴った気がした。

(…ん?)

緑に染まる視界、その端の方に、小さな光が浮かび上がる。

青白く光るそれは、まるでゲームのメニュー画面のようだった。

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真名 :

種族 : 獣族・狐(幼体)

Lv : 1

SP : 5

HP : 10/10

MP : 3/3

スキル

ユニークスキル

・【神の導き】

>> メッセージ(1)

・【経験の器】

・【スキル取得】

称号

・〈記憶覚醒者〉

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(これは…もしかしてステータス画面?)

読み慣れた文字を目で追いかけながら、僕はこれからの人生…いや狐生への期待を高めた。

(ユニークスキルが三つも…これ、絶対強くなれる…!)

名もなき子狐に転生した僕は、楽しそうにふわりと尻尾を揺らした。


+・+・+・+・+


お読みくださりありがとうございます!

面白ければ☆や♡、ブクマをつけてもらえると嬉しいです…

コメントとかしていただけたら返信しますので…してください。

今後の展開とかキャラクターとか、アイデアがあればぜひコメントへ!採用しちゃうかもですよ?

(^˶・-・˵^)キタイノマナザシ


反応が良ければこれからも週3くらいで投稿…できる、かな?

…って感じなのでよろしくです。

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