『異世界転生未満』から羽根木とフィア

『異世界転生未満』から

羽根木叶也はねぎかなや:一瞬異世界に行き、現実世界に戻ってきたところ視界にコマンドが表示されるようになってしまった大学生。なんやかんやあって輪廻転生局のバイトをすることに。

フィア・ゼスターク:輪廻転生局監視課日本担当の職員。少年とも少女ともとれない声と見た目をしている。白髪。


1.名前と相手の呼び方は?


羽根木「羽根木叶也はねぎかなやと言います。フィアさんのことは、普通に、フィアさんと呼んでますね」※地の文だと呼び捨てである

フィア「フィア・ゼスタークだ。この人間のことはフルネームで羽根木叶也はねぎかなやと呼んでいる」


2.お互いの出会ったきっかけ、ついでに第一印象は?


羽根木「俺が異世界に一瞬行ってしまったらしく、視界にゲームのコマンドみたいなのが映るようになっちゃって。そのコマンド内にお問い合わせ先があって……ボタンを押したらフィアさんにつながったんですよね。第一印象は、笑顔が下手だな、と」

フィア「輪廻転生局監視課は人手不足のため、お客様コールセンターも業務のうちだ。人間から電話がかかるのは珍しいからな、素直に驚いた」


3.付き合いの長さはどれくらい?(完結済みの作品なら、完結時でも後日談でも。連載中なら任意のタイミングで)


羽根木「出会って半年くらいですかね?」

フィア「そうだな。バイトで言うと、試用期間が過ぎた辺りだろう」


4.意見が割れたらどちらが折れる?


羽根木「俺……と見せかけて」

フィア「私が多いな。羽根木叶也はねぎかなやは見た目で受ける印象よりも頑固だ」


5.相手が機嫌悪いとき、どう接するのがいい?


羽根木「今のところ、あんまり機嫌悪いところ見てないっすね」

フィア「仕事だからな。ある程度割り切っている。そういう君も、いつも機嫌が良いように見えるが」


6.贈り物したことある?or あげたいものはある?


羽根木「俺の権限的にも物理的にも贈り物は不可能ではあるけど、できるなら食べ物とかあげてみたいですね」

フィア「さては上司わたしのことを餌付けするつもりだな」


7.どこまで頼れる?


羽根木「そりゃあ、めちゃくちゃ頼りがいのある上司っすよ」

フィア「私からも、同じ言葉を返そう。まだまだ発展途上ではあるが、機転が利くので頼ることができる」


8.相手のことどうやって褒める?


羽根木「フィアさんって俺のことあんまり褒めてくれないですよね~」

フィア「そうか? 昨日も報告書の隅に小さく花丸を書いてやったじゃないか」

羽根木「褒め方がズレてるんすよね~嬉しいっすけど」


9.相手のことどうやって怒る?


羽根木「まだバイトになってから日が浅いので怒ることはもちろん、怒られたこともないっすよ。でもフィアさん怒ると怖そ~」

フィア「私はあまり怒らないタイプなのだが……」


10.ごめん! 実は黙ってたけど……


羽根木「俺の視界に映っているコマンドが最近アップデートされたらしく、マルチディスプレイ対応になったらしいです」

フィア「……そういえば、私は羽根木叶也はねぎかなや用にミラン※1の連絡先をもらったのだった。すっかり忘れていた」

羽根木「え!! そういうのは早く言ってくださいよ! 俺のコマンドにミランさんの連絡先載ってないんですから!」


※1 羽根木叶也はねぎかなやがエルフ美女と呼んでいる輪廻転生局の職員。


10-2.ごめん! 実は黙ってたけど、冷蔵庫のプリン……


羽根木「あっ俺が昨日買った単位落とさなかった祝いのプリンがない!」

フィア「これは最近輪廻転生局で開発されたプリン転移システムだ。あとでちゃんと返すから安心してほしい」

羽根木「あっ! さっきの質問、プリンならフィアさんに贈ることができるのでは?」


11.相手について最近初めて知ったこと


羽根木「最近プライベートのことも教えてくれるようになって、フィアさん、ペット飼ってるらしいっす」

フィア「こいつはミランが来るときだけ寝癖をきちんと直している」


12.相手が血だらけの手で帰ってきて「人殺しちゃった」と言った。あなたはどうする。


羽根木「人の命をつかさどる部署なんで、フィアにとっては日常茶飯事なのでは?」

フィア「私は別に人を殺しているわけではないぞ。監視課の仕事は命の終わりと始まりを見守ることだ。羽根木叶也はねぎかなやは……人を殺すような人間ではない」


13.YES/NOで答えてください

・誕生日知ってる→羽根木「YES(相手の情報がコマンドに表示されているため)」フィア「NO」

・肩組める→どちらもNO(実際に会えないので物理的に不可能なのと、身長差が激しいため)

・ビンタできる→どちらもNO(痛そうなので)

・食べ物「あーん」できる→どちらもNO(恥ずかしいから)

・お財布貸せる→どちらもYES(信用している。だが、流通している通貨が違う)


14.相手にひと言なんでもどうぞ


羽根木「俺、早く一人前になってフィアさんの相棒になりたい……って言ったら怒りますか?」

フィア「いいや。ありがたいことだな」


15.ここまでありがとうございました。お二人が登場する作品を宣伝してください!


羽根木「一瞬異世界に行き、現実世界に戻ってきたら視界にコマンドが表示されるようになってしまった俺は、輪廻転生局のフィアさんに出会います。フィアさんと俺は輪廻転生局で転生者を意図的に創っている存在を追うことになる、という話です」


フィア「私たちの活躍が一万文字以内でサクッと読めるぞ。この話は、まだまだほんの一部だな。作者的には、今読み返すと文字数増やしたい気持ちが湧いてくるらしいが、これはこれで良いのではないか?」


羽根木「ここまで見てくださり、ありがとうございました!」

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