第2話 はじめの旅

「金龍族の勇者」


第2話 「はじめの旅」



(ハウナの魔法が溶け、みんなが動けるようになる)


村長: ハウナ…。我ら達を守るために…


マイラ: ……。


村人: これからどうしたらいいんでしょうか…?


村長: (マイラに近づく)マイラ、君が大狐族を滅ぼしてくれ。


マイラ: (いきなり言われ、おどろく)


村長: さすがにおどろくか。じゃが、大狐族を倒すためにはマイラの力が必要なのじゃ。


村人: 僕達も手伝ってもいいですか?


村長: 君たちは、普通の一般人じゃ。大狐族には手も出せぬ。


村人達: (少しがっかりする)


村長: マイラ、大狐族を倒せる力があるのは君しかいない。どうか倒してくれ!


マイラ: (決心したように)分かりました。必ず倒してみせます。


村人達: (大喜びで、マイラにお金を渡す)


マイラ: (お金を受け取る)これは…?


村人達: これは、お金です。大狐族を倒すために必要になってくるでしょう。


マイラ: ありがとう。村のみんな。


村長: わしからもこれをたくす。(マイラに剣を渡す)


マイラ: 村長、ありがとうございます。(剣を受け取る)


村長: これはただの剣ではない。「勇者の剣」じゃ!


マイラ: 「勇者の剣」?どんな効果があるんですか?


村長: 勇者の剣は、どんなモンスターでも簡単に退治できる伝説の剣じゃ。


マイラ: なるほど。そういう効果があるんですね。


村のみんな: マイラ、気をつけて行ってね!


マイラ: それじゃあ、みなさん行ってきます! 


村のみんな: 行ってらっしゃい!マイラ!


マイラ: (みんなに手を振りながら村を出ていく)


(どんどん進んでいくとモンスターが現れる)


マイラ: (順調にモンスターを倒していく)


(マイラが他の村に着く)


マイラ: (村に入っていく)


村人: ん?誰か来たぞ!(マイラに近づく)


マイラ: ここはどこですか?


村人: ここは、「ツツギ村」だ。君は誰ですか?


マイラ: 金龍族のマイラです。


村人: 何!?金龍族だと!?早く村長に知らせてくる!ちょっと待ってて。 (村長の家にダッシュで行く)


(村人が村長の家に入ってくる)


村長: 入ってくるならノックしろ。


村人: 村長!いい知らせです!金龍族の方が来ました!


村長: なに!?金龍族だと!?どこにいる?


村人: あそこです! (マイラを指さす)


村長: こりゃ若い男じゃ!(猛ダッシュでマイラに近づく)


マイラ: 貴方が村長さんですか?


村長: (焦りながら)そうそう!わしが村長じゃ!貴方の名前は?


マイラ: 「マイラ」です。


村長: マイラくん、君が持っているその剣は何じゃ?(マイラが持っている剣を指さす)


マイラ: これは「勇者の剣」です。僕の村の村長さんからもらいました。


村長: なるほど。金龍族の村長がマイラくんをお認めになられたとは。ってことはマイラくんは勇者か?


マイラ: はい。そうです。


村長: (大喜びで)ちょうどよかった!実はわし、あのでかい城を作り上げて、国を作り上げようと考えました。だけど…(大きな城を見つめる)


マイラ: 何かあったんですか?


村長: あの城に恐ろしい魔物が住みついてしまったんじゃ。


マイラ: 恐ろしい魔物…?


村長: この村の騎士に頼んでもゆうこと聞いてくれないんじゃ。彼は怖がり屋だからな…


騎士: (こっそり村長から離れる)


マイラ: (騎士に近づく)どんな魔物だった?


騎士: (ビビりながら)あ…あの魔物は…おらの力では倒せない…あの魔物は、コウモリのような見た目をしている…


マイラ: コウモリ…?


騎士: (ビビりながら)おら、前に油断して城に入ったことがあるんだ…でも、あの魔物の他にも無限にいっぱい小さなモンスターがいて…その小さなモンスターもけっこう手強くて…やっと大きな魔物に会えたが、結局飛ばされて骨折しちゃったよ。


マイラ: そんなに強いの…?


騎士: もちろん、すごく強かったよ。


村長: だから、金龍族の勇者様、どうか、あの魔物を倒してくれないか?


マイラ: (決心して)わかりました。倒してみせます。


村長: (目を輝かせる)よろしく頼むぞ!マイラくん。


騎士: 絶対に死ぬなよ!


マイラ: はい!(城の中に入っていく)


村長: 魔物を倒してくれることを望むしかない!。



次回 第3話 「魔物を倒す」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る