第3話 決闘、そして図らずも寝取ってしまう
「うちの
「あぁ、問題ない」
「クラウソラスL型の魔導士フィーネ・ダンベルク、騎士団長の養女でもある」
「
「いや、
やや痛む手をさすりつつ、
「クロード殿、貴殿の手腕は伝令兵より聞かせて
「ふむ、だがな……」
巨大騎士を
つまり、あぶれた誰かが、
「言いたくないが…
「ま、待ってくださいッ、ライゼス様」
「お前、
「ぐッ……」
「…… ごめんね、ディノ」
そんな光景に
「クロード、貴様に決闘を申し込む! ゼノス団長、俺が勝てば四番騎を降りなくても良いですよね!!」
「まぁ、
「ん、これを使うと良いよ、
「ちょっと待っ……」
言い切る前に
「おいおい、真剣かよ……」
引き抜いた後の鞘を差し出されたレヴィアの手に渡し、
「いざ尋常に… 始め!」
「せぁあああぁッ!!」
気合一閃、先手必勝とばかりに
そうして
「ぐうッ、ふざけるなぁ!」
致命的な
「… 悪気はないんだけどな」
人を
などと思いつつも、刃の腹に左手を
「あっ… ぐべッ!」
小さく声を漏らして前に倒れ込んだディノの顔面を再び
「くっ、
「………………」
何やら女騎士が言いそうな言葉を
「そんな
「決闘だからな、
「ならやめておくよ」
「くそがッ、何で俺は……」
最後に見せた自身の
「自傷行為は
「…… ディノ」
「行かなくていいのか?」
「ライゼス副団長が
「ふむ、後で様子を見ておこう、あいつも
「
ぺこりと
それに合わせるかのように
「ジャックス、四番騎の損傷程度はどうなっている?」
「魔力液の
さっきまで乗っていた巨大騎士を担当する整備兵長の発言を受け、レヴィアがほっと胸を
「思ったより、大丈夫そうで良かった。
誰にともなく
「これ… 実はね、隣国の
「そうなのか?」
赤毛の少女
大陸側でもフランシア王国が滅ぼされて国家間の同盟締結が進む
これを一国家の地方貴族に過ぎないゼファルス領主である
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