第2話 魔法使い

☆登場人物☆

風谷 凛月(18)職業:?? 女子からの人気は一定である

謎の孔雀 この一斉誘拐の主犯?


え?今なんて?

「お前達はこれからここで働き、金を稼ぎ、生活していくことになる」

「うわぁぁぁ!孔雀が喋った!」

「はぁ?そんなの無理よ!」「そうだ!元の場所は返せ!」

「私の言うこと聞かない子、いらない」グチャ「きゃあああああああ!」「人が潰れたぞ!逃げろ!」「逃げるな」「うわぁぁぁぁぁ」「逃げるなって言ってるのに」グチャグチャグチャ「うっ🤮」「残った子は、賢い子」

「じゃあ、全員に職業を決めてもらおう」どうしよう。恐怖を体は感じている。が、心は好奇心に満ちている!「早く決めたほうがちいぞ」まぁ、俺は剣士かな

「では、さらばじゃな」「さらば」バサバザッ

「ねぇねぇ」?なんだ?

「私よー!」「うわっ、誰だお前」「お前とは失礼ね!私はか弱い女の子よ!」「で?誰なんだ?」「私たちはフェンジェル。この世界の天使よ」「天使だぁ?」「そうよ。でも名前はないの。つけて頂戴」「…サリーな」「そう。よろしくね。リツ カゼタニ」「はぁ」「ま、よろしく。あとリツ カゼタニって呼び方はやめろ。リツでいい」「わかったわマイマスター」「…(もやもや)」「んじゃ、いっくわよ〜!」「は?」ぴゅ〜「着いたわよ!」「へ?」「だーかーらー、ギルドについたわ!」「⁉︎」「ギルドってあのギルドか⁉︎」「そうよ。さっきからそう言ってるわ。リツは頭が悪いわね」「はぁ?ちげぇよ。ただスゲェな〜と思ってたんだよ」「まぁいいわ。早くギルドで冒険者登録して来て」「わーったよ」「すいませーん」「はい。どうされました?」「あ、冒険者登録って、、、」「できますよ☺️」「あ、では職業とお名前をお願いします」「剣士の風谷 凛月です」「はい。登録が完了しました。剣士ということなので、木の剣をお渡ししますね。あなたは今Zランクですので、雑用ですね。ドブ漁りか家畜の世話とかですかね」「えぇ〜…(ガッカリ)」「ただ、下のランクであればあるほど昇格がしやすいので、Zランクの場合ですと、一回で昇格という規定になっております」「なるほどな〜。わかりました!受けます!今何がありますかね?」「はいはい、今確認しますね〜。はい、今ですと、鶏の世話が入ってますけど、受けられます?」「はい!お願いします!」「了解しました。任務完了の証を貰ったら、戻って来てください。報酬と昇格を致します」「わかりました!どこですか」「ああ、それは…」

数時間後

「戻りました!」「あら、お帰りなさい。意外と早かったですね」「はい!良く仕事をしてくれたからもう十分だと言ってもらえました!」「それは良かったですね!」「報酬の3000セリーです」「ありがとうございます!」「ギルドカードをください。昇格手続きを致します」「ああ、はい」カタカタカタ「はい!完了しました!」「またお待ちしていますね!」

一週間後

毎日しっかり働いていた凛月はVランクになっていた。今日も働きに来た。

「お邪魔しまーす!リリーさん、今日の仕事はって…」「どうしてよー!私しっかり仕事したのに!これじゃ意味がないわ!ああ!もう!」「リリーさん、どうかしました?」「ああ、リツさん。いや、今この方が任務を完了して帰って来たのですが、残念なことに任務完了の証を何処かに落としてしまったそうで、ギルドは原則、証がないと報酬が出せない規定になっているのですが、この方が相当ショックなようで…」「私死ぬような思いで討伐して来たのよ⁉︎パーティに入ってない魔法使いの気持ちがわかるかしら?タンクに守って貰えず、近距離に長けていない魔法使いに近距離タイプの魔物と討伐する魔法使いの気持ちが⁉︎」「その気持ちはよくわかるんです、ミセス・シミズ。でも…」「もういいわ!この間に次の任務を受けたほうがいいわ!ああ!もう!私ったら〜!🥺最悪よ!😭」「あの…」「はい?」「もしよければ、俺とパーティ組みませんか?」「え?」 続く

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