第26巻(あやなっち、しばらく気持ち良さそうに)

 あやなっち、しばらく気持ち良さそうに寝てる。


 とつぜん、あやなっち、ガバっと起きて

 「うわっ、ポップちゃん、今、誰かいるよ〜」


 「え?ほんと?」

うちは特殊センサーで、あやなっちのそばを見渡してみた。そしたら


 「あ、さよりちゃんだ!」

うちの特殊センサーで、あやなっちのそばで、あやなっちのこと優しく抱きしめてる、さよりちゃん見えた。


 「え~っ、さよりちゃんなの〜?」

あやなっちは、びっくりして、自分のそばをじっと、しばらくあちこち見つめてる。


 「わたしには、やっぱり、さよりちゃんのこと見えないー」

あやなっちは、うちのこと見つめて言う。


 「さよりちゃん、あやなっちのこと、今も優しく抱きしめてくれてるよ」

 「え~っ、さよりちゃん〜」

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