第10巻(「この辺りは、異世界へと)

 「この辺りは異世界へと行き来できる場所なんだよ」

 「ほかの世界から来たんでしょ?」

って、くるみちゃん、みるくちゃん、みんなに言ってる。可愛い忍者姿の女の子。


 エーーーッ(・_・;)

 

 後ろを振り返ってみたら、乗ってきたエスカレーターないーっ!

 あたり一面ジャングルだあ


 「しょうがないな〜。うちに泊まって、明日の同じ時間にここに来て、戻るしかないねっ」

 「じゃあ、今から、みんな、うちに来なよっ」


 みんなで、くるみちゃん、みるくちゃんの家に泊まることになった。


 タタミの部屋で、みんなでゴロンゴロン♡

 おにぎりと、お魚、お茶をご馳走になった。


 くるみちゃん、みるくちゃんにスマホを借りたら、ママとパパとには連絡できた。


 次の日、また、同じ時間に、あの場所に行ったら


 一瞬

 ヒュンッ

 て、エスカレーターあらわれた。


 「「それっ!今だよっ」」

 って、くるみちゃん、みるくちゃんに言われて


 みんな、あわててエスカレーターに飛び乗る。


 うわ〜、なんとか、帰って来れたのか〜っ?


 「ばいば〜い」「またね〜」

って言ってる、くるみちゃんとみるくちゃんの声だけ、聞こえてた。


 うちらも声に向かって

 「「「「ばいば〜い、ありがとう」」」」

って、お礼を言っておいた。



 あやなっちはほんとに女の子みたいで可愛い〜。

 あやなっちは幼稚園で、しおりちゃんと、なづちちゃんと仲良しで、3人で遊んでると、みんな、ほんとに女の子のお友達みたいなんだよ〜。

 しおりちゃん、なづちちゃんは、ほんとに女の子なんだけどねっ。

 あやなっちも女の子みたい。女の子になりたいみたい。そこは、うちといっしょ。

 うちも女の子になりたいっ。

 ほんとに女の子になりたいからね〜っ。うちもっ!

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