第5話 ギルバート・ハイライン空軍中尉の場合

私はギルバート・ハイライン空軍中尉、朝鮮戦争で平壌上空にいる。

「ギル、ボギーだ!」僚機ウイングマンのロバートが無線でいった。

「なんだと!レーダーには映ってないが、3時のオレンジ色の飛翔体か」

「撃ち落とすか?!」と私

「やめとけよ…無駄だ、弾がもったいないぜ、それはMIGにとっとけよ」

「いまいましい、これで5回目だぞ、奴らは何が目的なんだ?!」と私

---光に包まれる---

「レッド5報告します、現在地は…釜山上空?! 高度は…、それより何で…

5時間も経過してるんだ…」


「燃料は…問題ない」


「ロバートは?」

「レッド5、本部だ応答しろ」


「レッド5オーバー、僚機はいません」

「レッド5…レッド4はロスト(墜落?)した、帰還せよ」


「ガッデム!」

数年後、エリア51、ネバダ砂漠

「あと1時間でロズウェルからボギーの死体が搬送される」

「知っているだろうがこれは国家の最高機密だ。こころしてかかれよ!」

私は医療班に最後の指示をだした。今では私は大佐でこの基地の司令官だ。

『大佐、大佐』

「誰だ俺を呼んだのは!」

「誰も呼んでおりませんSir」怪訝そうな下士官

『大佐、今は君の骨盤を通して話している』

「誰だ貴様は!」


『とりあえず人のいない所へ』

『大佐、私達は君達の言うところのインベーダーだ。』

『大佐、今から搬送されてくる同朋は何をしてもかまわない。

どうせ解剖するのだろう』

『大佐、取引をしようじゃないか、我々は知識を提供する。

君達は約束を守ってくれ』

「なにをいっているんだ

アメリカはどこの国とも一方的な通達は受け入れないぞ出てこい」

『やれやれ、蟻には何をいっても無駄か?』

それからだ私の貧乏くじが始まったのは・・・アント・ツゥ・スピーカーそれが私の仇名に。

二日前

「なんだとワシントン・DCから電話だと」

オレゴンの山小屋に引きこもった隠居に何の用だ。

「ハ、私がギルバート・ハイライン元空軍少将、現在は予備役であります。」

「え、大統領…ハイ、ハイ、もちろんであります!」

「わかりました。現時点をもちまして復帰させていただきます。赴任先は…日本?!」

パラパラパラ

「もう迎えがきているはずだと…そうであります。輸送ヘリを確認いたしました!!」

やれやれ老兵は死なず、ただ使い捨てられるのみか…

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