『セレスティア魔法学園 〜失われた記憶と星の契約〜』

優貴

プロローグ『星降る夜の約束』



夜空に流れる星は、一つひとつ、誰かの運命を映しているという――。


その晩、村の空には、あり得ないほど多くの流星が輝いていた。

少年・ユウリは、小さな灯籠の火を見つめながら、夢のような現実を受け止めきれずにいた。


「……明日から、学園?」


「そうじゃ。おぬしには“星の印”が浮かんどる。選ばれし者の証じゃな」


そう告げたのは、村にただ一人住む魔法使い・ジークじいさん。

彼の手には、一枚の古びた手紙。封印された魔導印が、静かに光っている。


「星の契約が、ようやく動き出した。ユウリ、おぬしの力が必要じゃ」


何のことかわからないまま、ユウリはただ星空を見上げた。

そのとき、頭の中に声が響いた――。


《我を、解き放て……星の記憶を、目覚めさせよ……》


星の声。誰のものでもない、けれど確かに懐かしいその響きが、ユウリの胸に何かを灯す。

その夜を境に、ユウリの運命は大きく動き出したのだった――。


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