増殖するひろ〇き

ひろ〇きが嫌いだ。ガキの頃から嫌いだった。他人のことを金の卵を産むガチョウかどうかで見ているようなあの目が苦手だ。言動から透ける驕りが嫌いだ。ところが、配信と切り抜き文化により、ひろ〇きはあっという間にデカい金を動かすことが出来るインフルエンサーになってしまった。個人的には誠に遺憾であるが、恐らく『類は友を呼ぶ』を体現する形でひろ〇きのファンは増えているのだと思う。みんなで金の卵を産めるガチョウを血眼で探しているのである。


さて、本題「増殖するひろ〇き」だが、これはひろ〇きと取り巻きの話ではなく、誰かの書き込みについて書きたい。先日、動物の悲劇的なニュースを読んだ。その時にふとヤフコメを見に行って思ったことがある。


みんな堂々と専門家面してるなぁ……。


法規制や人と動物の理想論を語る奴が多い多い。かくいう私も実質その一人ではあるのだが、ヤフコメでわざわざ言いたいことは無い。


 今回私は悲劇的なニュースを読んだあと、以前見た類似事案を思い浮かべながら何故このような悲劇が起こったのかを趣味の範疇で考えてながら何気なく目を通したので、「〇〇すべき」論のあまりの多さに驚いてしまった。それは専門家面や正義面、様々な見覚えのある面が揃っていた。それは個体ではなく、文面の傾向という形である。なんか、こいつら、ひろ〇きみたいだと思った。『増殖するひろ〇き』というキモワードが思い浮かんでしまった。せっかく生まれたこのキモワードを昇華する為にこのエッセイを書いた。それ以上でもそれ以下でも無い。

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