肆段目
衝動的に壊してしまった
ガラス瓶をその儘放置してあるのは
今俺には居ない貴女を飾って要られる
故歪み狂った記憶潜在意識の内奥底に眠る
貴女を遺して於きたい敢えて逢えてなんて
期待しなくっても気体な貴女は
巡りゆる俺の時勢の狭間に
滑稽だと賎しめる
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