第3話 出逢いは突然に! 〜暗躍するメイド長〜
「へっ へっ へくしゅっ!!!」
朝イチで頭から水を被るとは思わなかった……。そして思いの外、まだ朝は寒かった……。
「このあいだの事件からもう1ヶ月が経つんか……」
俺がこの屋敷に来たのは1ヶ月前でその時に俺は1度死んだことにしてもらった。今さっきイリス先輩から呼ばれたウィルという名前も偽名で本当の名前はあの場に居たマリアンヌ(聖女)様とメイド長のメルクさんだけだ……。
「名前を変えて、執事としてマリアンヌ様を支えつつ尻尾を探しだして白日の元に晒す……。我ながら面倒な案件に首だけじゃなく全身浸かっちゃったな……。でも面倒だなとは思うけど後悔はしてないんだよな不思議だけど……」
そんなことを湯船の中で呟き、天井を見上げてタオルで目元を覆い癒しの時間を味わっているとパタンと扉を閉める音がしてペタペタと近づいてくる足音がする。
「あれ? こんな時間にどうしたんですか? あっ、もしかして執事長ですか? えっと、これには深い
そういってタオルを取ろうとするとタオルの部分が踏みつけられた!
「えっ? えっ? マジで誰ですか? いい加減にしてください! さすがに冗談キツイですよ! 賊ですか? それとも暗殺者ですか? それならこっちだってタダで殺られる訳にはいかないですからね!」
そういって時空魔法以外に適性があった水魔法で習いたての魔法【ウォーターフォール】を唱えようとすると、か細い声で『……るな』と女性の声が聞こえる。
「なんですか? 命乞いですか? まったく聞こえません。何を言ってるんですか?」
「だから見るな、タオルを取るなって言ってるのバカ! 私の声くらい1度で聞き取りなさい!!」
お嬢の声がした!?
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