第7話 聖女の力は思っていた以上にスゴイってことを体感した
「おいクソガキ、激毒だぜ? 怖くねぇのか?」
怖くないです。むしろ殺してください。その時には勿論道連れにします。
一切怯まない俺を見て第三王女は何か祈りを捧げているが気にせず行こう!
相手が片刃刀を振りあげた隙をついて間合いを詰めてペストマスクの頬の辺りを思いっきりブン殴る。
「ブフッ」
殴った際の鈍い音と女性のような少し高い声が聞こえると同時に片刃刀が振り下ろされるので刃を素手で掴む。
「ヘヘッこれでお前も終わりだ。獰猛な魔物だってこの毒をくらって3分も保たなかった……。人間だとどれくらいで死ぬのかな? 楽しみでしかないぜ」
殴られた衝撃で手元から離れた、片刃刀を見ながらケラケラと勝ち誇ったように笑っている相手に馬乗りになりペストマスクを脱がすとやはり襲いかかってきた相手は女性だった。
「顔がバレたところでお前も王女様も死ぬんだよ! 無駄な努力ご苦労さん」
そういって邪悪な笑みを浮かべる女の口元に毒が付き、腐食が始まった傷口を持っていく。
女は俺の意図に気がついたのか必死にバタつき始めるが全体重を掛け、傷口を女の唇に押し当て俺の血と共に毒を注ぎ込む。
「やめろ! やめ……」
勝ち誇っていた顔は苦痛と絶望の顔に変わっていく。
その顔を確かめ床に崩れ落ち、今まで動けていたのが嘘のように激痛が身体に走る。
よしっ、これでこの世界ともおさらばかな! 次の転生先は出来れば悠々自適なスローライフが出来れば多くは望みません。
目を開けているのがキツくなってきた……。と思っていたが痛みが和らいできている?
目を開くと俺はオレンジ色の光に包まれていた。
「大丈夫? 貴方に死なれたら大公達の思う壺でしょ! 絶対にアイツらを白日の元で裁いてやるんだから! だから私の奴隷なんだからご主人様の許しなく勝手に死なせてたまるもんですか!」
そういえば第三王者は聖女でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます