転生したらミニドラだった件~ドラゴンに転生したので、せっかくならとダンジョンを冒険していたら、ラスボス認定されました~

とあるクロマグロ

第1話ドラゴン転生

「はあー、疲れた」

俺の名前は和希斗真。

ブラック会社に就職してしまい

脅されてそのままやめられなくなっている社畜である。

このままだと異世界ラノベみたいに

ブラック会社就職!からの過労死!と言うことになりかねない。

これはある意味のフラグかもしれないが、

今では死んでも特に問題ないかなと思っている。

超つらいし。

肉親は今や妹だけで、その妹も高校から疎遠になっているからな。

俺が死んでも葬儀に来るかすら疑わしい。

まあ、そんなわけで別にいいかと思っている。

とりあえず今帰宅中。

10時に会社が終わり帰路についているところだ。

「なんか眩暈がするな..」

休んだ方がいいのだろうが、うちの会社は

そんなの許してくれないだろうな。

なんせうちは他のブラック会社でも驚く17時間労働なのだから。

このせいで俺はいつもくまができているよ。

たまに24時間労働になるけどな。

「あれっ、なんか頭痛もする...」

千鳥足になってきた。

めっちゃふらふらする。

あっ、電車が来たようだ。

ガタンゴトンと音がする。

やばい、此れ意識持ちこたえられるか...!?

本日最終便だぞ!

だが、俺の体は言うことを聞かず、持ち込たえられそうにない。

そしてそのままふらふらしながら駅のホームから転落した。

眼の前に電車が見える。

ああ、これで死ぬのだな。とそう思った。

身体が電車に吹っ飛ばされる。

まわりで「おい、そこに人が...!」

「救急車を呼べ!」と言った声が聞こえてくるが、

もう俺の命は残り少ないだろう。

そして、俺の意識は暗転した。





目が覚めた。

俺、死ななかったんだね。

普通は死ぬところと思うけど。

というか、ここ病院?

回り真っ暗なんですけど。

しかも、感触的に俺の下にあるのって

岩ですよね?

むっちゃ硬いんだけど。

病院のベッドとはとても思えないんですけど。

しかも、体が軽い。

手術が成功したって事か?

それにしてはちょっと動け過ぎだな。

だんだん視界が晴れてくる。

そして俺が呟いた一言は。

「は?」

の1文字であった。

目の前には広大な空間が広がっており、

ところどころに鍾乳石がぶら下がっている。

まぎれもない、洞窟内であった。

眼をこすりもう一度見てみたが、結果は同じ。

鍾乳石のぶら下がる神秘的な洞窟が見えるだけだった。

なぜこうなったか、考えてみる。

脳内検索にヒットしたのは、そう、俗にいう異世界転生であった。

それで、こんなところに来てしまったと。

いや、なぜここ?

神は俺を生まれて数秒で殺す気ですかね?

と言うか俺、人間だよね?

変な魔物ものとかは嫌だよ。

特にゴブリンとか。

ということで体を確認。

そして、衝撃の事実が判明した。

俺は、何とドラゴンだったのだ!

人間になりたかったけど、ドラゴンはおそらくかなりの当たり

じゃないだろうか?

強力な肉体。

圧倒的な魔力。

どこをとっても戦闘面なら超強力だし、

種類によっては頭脳戦でも超絶的な強さを誇る。

まさに最強。

というかこれ、飛べるんじゃね?

見てみると、漆黒の翼が付いていた。

とりあえず羽を動かす。

すると、バッサバッサと言う音共に一条の風がないだ。

そして来る浮遊感。

「お、おぉ...!飛べた!」

飛行に成功した。

そのまま洞窟内を亜音速で飛翔する。

はっや。

空を飛ぶの楽しすぎる。

これ、炎とかはけたりしない?

炎をはくように意識する。

そして口を開き、息を吐いてみると、

流れるように灼熱の炎が口から出た。

炎が近くの岩石をたやすく溶かす。

「すっげぇ...」

これ、敵に当てたら攻撃力分るんだけどな。

敵を探して飛翔していると、スライムを見つけた。

「スライム~、覚悟しろよ~」

そういって炎の吐息を放つ。

ジュワアァァァッ!という音を立ててスライムが原型をとどめず崩れ落ちる。

うむ、強いね。

この調子で、自分に何ができるのか探っていこう。

俺は一日中、自分の力試しに費やしたのだった。




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