王都への旅路

第19話 旅路 その1


(そろそろ1か月が経つかな?これまでは動物とかに出会うことはあったけど問題は無かったね。)


(これまではいつも同じ部屋だったけどここから危ないところに入るからその前に別の部屋でしっかりと休憩しようという理由にして別の部屋にしよ。危ないのは本当の話だけど。とりあえず提案しよっと。)


「シル少し良い?」

「うん!どうしたの?」

「今日は2部屋借りて別で休むつもりだけどそれで大丈夫?」

「大丈夫だけどどうしたの?」

「ここから先は争いが起きたりしてて危ない場所みたいなんだよね。だから今日は2つ部屋を借りてしっかりと身体を休めた方が良いと思ってね。」

「一緒でも休めるよ?」

「広い部屋の方がゆっくり休めるからね。これからに備えて別の部屋の方が良いと思うんだよね。お金に関しては余裕があるから大丈夫だよ。」

「わかったよ!それじゃあ私で1つの部屋を使うね!」

「うん。何あったらすぐに言ってね。」

「うん!」



人間 (魂)

レベル9

G

MP 900 20+340+180+120+240 最大 900


力 10+0+70

魔10 +170+90+60+120

速 5 +80+50


スキル

実体化5 CT 72時間 10秒 腕 足 MP60

ガチャ ノーマル 1回 100 pレア1回 1500p スキル1回 10000p

   5505 p

憑依 2 人間と動物の死体に憑依できる

器生成 1 物を消費することで死体を生成できる


魔力強化 4

力強化3

速強化2

暗視 暗い場所にいると明るく見える

暑さ耐性1

寒さ耐性 1


合成 1 物と物を合わせることで上位の物へと変化させることが出来る。



魔法


中級


火魔法

水魔法

風魔法

土魔法

光魔法

闇魔法


空間魔法 2 物のみ収納可能。最大容量 10×10×10メートル



称号

非物質 実験体 下剋上 6属性魔法の使い手



(器を作れるスキルが手に入ったから試してみたかったんだよね。)


(まず作れるのは…説明通り人間と動物だけだね。人間はスキルの発動に必要な素材が人間の肉体が多いから今は無理だね。)


(動物はその動物の肉があれば作れないこともないけどとても脆くなったり動きが遅くなったりするらしい。まともにつくりたかったら最低でも肉と骨と臓器が必要…)


(それから今作っても憑依出来ないけど魔心石を使えば魔物の死体も作り出せるみたいだね。)


(今は試すだけだから森で殺して倉庫に入れていた虫の肉を使って作ろっと。うわ…虫の胴体?からほかの体の部位が生えてきた……正直少し気持ち悪いね。)


(出来たけど憑依する意味も無いし空間魔法に入れておこ。とりあえず使うことが出来るのは確認出来たから今はこれで良いかな。)





「おはよう!お兄ちゃん!」

「おはよう。よく眠れた?」

「うん!」

「それなら良かったよ。昨日も少し言ったけどここから先は戦いが激化した影響を受けて治安が悪化してるらしいから今まで以上に警戒していくよ。シルもよろしくね。」

「うん!しっかりと警戒するね!」




「…シル、戦いの準備をしてね。」

「…戦い?動物とか魔物がいるの?」

「…人間だね。あそこに居るよね?」

「…いるけど人間だよ?動物みたいに戦いになるとは思えないよ?」

「…人間はそんなに善良じゃないからね。」

「…??みんな優しいよ?」

「…とりあえず戦いの準備をよろしくね。あの辺りは草が高いから魔物とかがいる可能性も否定出来ないからね。それと攻撃してきたらそれは敵だから遠慮は要らないよ。」

「…遠慮?まぁとりあえず準備はするよ。」

「…うん。」


(それにしても怪しすぎるね。草木に隠れようとしてる。ここまで不自然だと罠かどうか疑うくらいだね。ただ動き的にしてきても奇襲?程度だろうから問題は無いかな?それよりもマーキーもマージントも心配するよね。今のシルだと。)


シュン

「「風壁」」

「矢だね。シル戦える?」

「もちろんだよ!敵は倒すからね!お兄ちゃんは右側をよろしくね!」

「うん。シルは左をお願いするよ?」

「うん!」


タンッ

シュン

「風壁」

(矢…問題無いね。シルは……さっきの会話なんだったんだろ?とりあえず倒してからだね。)

「風球」


(殺しきれては無いけどとりあえず動けそうには無いね。あと4人…あれが他より素早いかな?なら…)

「風矢」

(素早いのを妨害しつつ…短剣を取り出して…)

「はっ!」

ザンッ

「ガァァァッッ!?」

(遅いうちの1人の腕を斬り飛ばした。痛みでもがいてる?他は…動揺してるね。それなら他より動きの速かったやつに向かって…)

「火矢」

(肩…外r、あっ、相手の首が燃え出してる。もう戦えないだろうし次だね。残りの2人が矢を射ってきた。思ってたよりも早く復帰してきたね。)

「風壁」

タンッ

ザンッ

「グァッ!」

「反応しなかったら楽に死ねたのに。最後は…逃げてる。風球。」

(逃す意味なんてないよね。向こうから襲ってきたんだから。あとはとどめを刺して終わりだね。)


(終わりっと。シルは…丁度終わったみたいだね。)

「お疲れ様。」

「お兄ちゃんもね!」

「シルの相手してた奴らは今どうなってるの?」

「魔法で相手の攻撃を受けたり躱したりして近づいて剣で太ももとかお腹とか首を深く切ったから全員このままでも出血で死ぬと思うよ!」

「そっか。なら確実にとどめを刺しておこうか。」

「おっけー!じゃあ刺してくるね!」

「うん。」


(無慈悲に殺してる……本当にさっきの会話ってなんだったの…?)


「それじゃあこいつらの武器や持ってる物を回収しようか。」

「うん!向こう側を集めてくるね!」

「よろしくね。」

「うん!」

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