第2話 分岐 ラストその1
ぬるいお茶を飲みながら、車の荷物台に腰掛ける。軽く沈んだ感触。
少し青空が出てきたな。新居への道のりや手続きを思い、疲れを感じる。
再度お茶を飲みながら、完璧に積んだ段ボール達にもたれかかる。
と、
「あっ」
背後に支える感触がない!
慌てて身を支えようと、腕を伸ばす。顔にこぼれかかるお茶。
肘で身体を支えて、振り返る。
空っぽの車内。
あぁ、完璧に積みすぎたか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます