妓女島の別れさせ屋 〜愛を壊す少女が、愛を知ったら〜
ちくわ
第一章 艶楼島の別れさせ屋
第1話 プロローグ
「……なんであそこまで、あの女にも固執して、一生懸命だったのか。
考えたくない考えたくない考えたくないって、いつも言ってるのに。
ねえ、そろそろ自覚したら?」
玉砂利のずれが連なって、ついにはそのずれが
足元が、崩れていく心地がした。
「シャオシャオは、自分自身に向き合わないようにするために、“他人の問題を利用”しているだけだよ。
他人の問題に一生懸命になればなるほど、自分の問題からは、いくらでも目を逸らせるもんね?
あーあーあー……いいご身分、だね。」
*
──全ての物語は、“別れ”なしには、語れない。
「離縁、して来たよ。お前のために。これで一緒になれる。」
自己陶酔の強い、歯の浮くような台詞。
男の鼻息の荒さと、熱を孕みぎらついた視線に、
この男、「己が離縁を選んだのだ」とでも思っているのだろう。
選ばされた
(──任務完了、だな。)
女の名は、“
恋でも愛でも、不要な縁を断つのが、小の仕事だ。
今宵も、高官たちが秘密を抱えてやってくる。
──暴かれるのは、誰の「本音」か。
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