第16話 ミーナ、魔力操作を練習する①

魔法を操る。

それは決して簡単なことではないみたいだ。

ジル爺に教えてもらい、練習し、操ることを意識したとて、到底できはしなかった。

何度も、何度もやってみた。

ウェーストリザードの焼肉を食べて魔法を練習し。

昼になりジル爺達の保存食の干し肉を食べて魔法を練習し。

夕方になり再び狩りに出かけてジル爺の魔法を見て狩った獲物を焼いて食べて魔法を練習した。

でも、一度もあの魔法のような…ジル爺の、神聖竜砲のような精密さも、美しさも再現できなかった。

夜になりテナさんと一緒の布団に潜り込んだ私は、またぐるぐるぐるぐると魔法のことを考える。

何度練習しても、私はあんなふうには出来ないのかな、なんて思って。

やっぱり布団を抜け出して、訓練所へと足を運ぶ。

そしてまた練習する。

『【水弾】!』

ズガーン!

『…【水弾】!』

ズバーン!

『……【水弾】ッ!』

ズシャーン!

…まだ、水弾ひとつですら操ることはできていない。

あいも変わらずとんでもないスピードで飛んでいく水の弾丸は、全然私に従ってくれないのだ。

『………【水弾】。』

シュバーン!

訓練所の床に弱々しく穴をあける水弾。

それを見ると、私には魔法を操る才能はないのかと感じ…

……感じ………

………ないな!?

全然ないや。

逆に才能アリじゃないかな?

何せ操り切れないほどすごい魔法を放てるってことでしょ。

…スキルだけど。

これを完全に操れるようになったらもう最強じゃね?

『…てか弱々しく穴をあけるってなんだろ。穴あけちゃってんじゃん。そもそも弱々しい音じゃないわシュバーンって。』

私バカかもしれない。

…まあとにかく、魔法を操れるようになったら強くなれるよねって話。

だから練習してるんだけどね?

なーっかなか難しいんだわこれが。

ただ、ついさっき思い出してしまったことがある。

それ、考えたら難しいの当たり前じゃね?ってなっちゃうんだけど。

『私魔力操れないじゃん。』

ジル爺言ってたよね。

材料…そう、魔力の扱い方を学ぶべきだって。

『さあ、魔力を操ろう!』

…と、いうことで。

『まず、魔力とは。』

この前確認した内容の再確認だね。

魔力は、魔素二つで構成される分子だ。

そして魔素という原子は、神力という高密度の魔素の集まりを精霊分解した時に大量に発生する原子。

高校化学がそれなりに好きだった私からすればもっと理解を深めたいところだけど、この世界の化学がどのくらい進んでるのかもわかんないし、そもそもこんなところに研究者がいるわけもなくどうしようもないので放っておく。

…と、余談はここまでにして、魔力の操作だ。

ステータスにMPなんてものがあるとついついそれだけ考えちゃうけど、MPは魔力量を数値化しただけだからそれが本質ってわけじゃないんだよね。

さあ、魔力操作の練習していくぞ〜!

……

………

…って、魔力とか今まで無意識に使ってたから、そもそもどうやって操作するかわかんないんだけど!

そしてさっきからずっと何やってんだ私は!

猫の前足で一生懸命かめ○めはーとかやっても意味ないんだってば!

*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*




☆をつけてもらえると嬉しいです…

(=^・-・^=) ほしい…です………

.꒰ঌ( nn )໒꒱𓂃


近況ノートに、ミーナちゃんのイメージイラスト載せてます。見てみてね。

コメントとかしていただけたら返信しますので…してください。

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