3-5 選者の先生にも傾向がある①

 選者の先生にも、傾向はあります!


 ふるいにかけて残った2割。そこから、何を採るかは選者の先生次第。しかし、傾向があるならば「どこの投句先」に「どんな投句をする」かは重要です。


 投句を始めると、良く見かける常連さんがいます。NHK俳句ならば4人の選者がいて、2・3句と佳作に選ばれています。

 本当はそれぞれにどんな投句をしているかを見て欲しいのですが、勝手に俳句を載せれないので、拙句での話になります。


 私のメインで投句(入選狙い)しているのは、「NHK俳句」・「俳句ポスト」・「ラジオ句会」・「俳句道場」の4つ。結果が出ていないのは「俳句ポスト」だけで、気合いは空回りの全ボツ継続中です。こういう事にも、多少の傾向はあると思いますが……。


 入選であれば、最初の入選は堀田季何先生。ちなみに、カクヨム俳句コンテストで最終選考に残ったのも、堀田季何先生。


【カクヨム俳句コンテスト】

■窓は童貞聖マリア無原罪の御孕りの祝日色の朝

※最長の季語の「童貞聖マリア無原罪の御孕りの祝日」にチャレンジした俳句

【NHK俳句】

■双六じゃ十二進んだ辺りだろ

※「じゃ」や「だろ」を使った、攻めた口語俳句。


 どちらとも、攻めた句を積極的に採ってくれる印象があります。NHK俳句では「季重なり」・「気移り」・「字余り」と、色々なテーマを扱います。また堀田季何先生が、無季や自由律の句を積極的に詠まれることも影響していると思います。

 新しいことにチャレンジ、少しぶっ飛んだ発想で勝負するならば、堀田季何先生ではないでしょうか!



 ちなみに、同じNHK俳句の選者であった木暮陶句郎先生は陶芸もやられていました。そして、陶芸要素が入った句が多かった気がします……。

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