第4話 プロットの書き方について

 今回は、私が読者ニーズを外さないために実施している、プロットの書き方とプロットから文字を起こす上で注意している事を記載させて頂きます。


 皆様はプロットを作った上で物語を作られているでしょうか?


 各話ごとに自分なりのプロットを既に作られている方は、この先は読み飛ばして頂いて問題ありません。


 一方で、現在プロットを作っていない方は読んで頂く事で、少しでもお役に立てるかもしれないので、読み進めて頂けると幸いです。


 まず、プロットとは何なのかという話ですが、私としては船旅をする上での"海図"の様なものだと考えています。


 どこを出発して、途中どこに停泊して、最終的にどこに到着すると言ったものだからです。


 当然、プロットなんて要らず、カンだよりで素晴らしい作品を作られる方も多くいらっしゃるでしょう。


 ただプロットを作る事で、書く前に考えていた着地点と、実際に書いた後の着地点が違うと言った事は無くなる点が減る事は大きなメリットだと考えています。


 では、以下に実際に私が2025年5月16日20:13投稿文を作成する上での流れを簡単にまとめていきます。


 ①前話の引きを確認する。

 (第43話として、天才バッターと主人公が対峙する場面で終わっている)


 ②読者がこれまでの話を元に今後求めているだろう展開を箇条書きにしていく。

 (天才バッターと戦い勝利する展開or主人公が活躍し周囲から称賛される展開)


 ③箇条書きにした読者ニーズを元に、プロット作成。

 (天才バッターに勝利する展開の後場面転換し、天才バッター側の視点を書き賞賛を受ける流れ)

 ※この時は極力読者側目線で欲しいストーリーだけにスポットを当て、作者の感情は極力反映しないようにする。(例:このキャラを活躍させたいやこんな風にしたい等)


 ④プロットを元に投稿する文章を作成。ここでは、プロットから外れない範囲で作者が書きたい物を記載する。


 基本的に私は上記の4ステップで投稿する内容を記述しています。


 特に大事なのは、③のプロット時点で作者の意思を極力省き機械的に作る事です。


 我々作者はどうしても読者とは違う視点(先の展開を知っている事や、各キャラクターのプロフィールを把握している等)を持っておりますが、当然読者の方々はそれらを知りません。


 なので、プロット段階で作者側の視点や考え方を混ぜすぎると、読者からは難解過ぎる文章になってしまう可能性があります。


 アナタがどれだけ素晴らしい文章を書いても読者に読まれない原因の多くは、私はここにあると考えています。


 かと言って、設定資料などを事前に公開しても殆どの読者は読んでくれません。


 なので、常に読者視点を忘れない為にもぜひ一度プロットを作成してみて頂けると、もっとアナタの作品が読者に読まれる様になるかもしれませんので、お試しいただけると幸いです。


 また、お時間ある方は私の作品を読んで頂き、自分であればこんな展開にしていたなと想像して頂けると幸いです。


(元・天才ピッチャー、転生後は俺だけ表示されるスキルとステータスで野球無双

https://kakuyomu.jp/works/16818622172354386094


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【あとがき】


 本作が創作論にて週間ランキング5位、日間ランキング2位に入らせて頂きました。本当にありがとうございます。

 

 次回は私の作品がどの様なPVの伸び方をして、どの位の順位になったかを参考資料として提示させて頂こうと思います。


 皆さんの創作の役に少しでも立てればと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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