第9話 源義経VSウラドツェペシュ⓪~天才義経と狂気のウラド~
ゼフ「いやーまさかアレクサンドロスが逆転するとはねえ~」
アブラ―「刃を掴んでヘッドバットは熱すぎ。
でもレオニダス気に入ってたのに寂しいな~」
ネーロン「凄かった。あれが人類最高峰級なんだ。」
ナポレオン「我の出番が楽しみだ」
ウラド「ククク次は俺がもっとヤベェのみせてやるよ」
宮本武蔵「それは楽しみやな~」
ソクラテス「次は源義経VSウラドですね」
ウラド「俺様が串刺しにしてやるよ」
義経「おっと。それは困りますね」
ウラド「お前が義経か?ヒョロチビって感じだな」
義経「何か申しましたか?もう一度言ってみてください」
ネローン「ヒィィ偉人、怖い…」
ウラド「おいお前のせいでお嬢さん怖がってるぞ」
ゼフ「あなたもでしょ」
義経「まあ私の策にせいぜいビビッていてください」
ウラド「自分が串刺しにされる姿想像してその小さい身体ピクつかせとけ。
それか今参ったするか?命だけは助けてやるぞ?」
義経「それは私のセリフです。戦場でビビッて漏らさないように今投降した方がいいと思いますよ」
アブラー「まあまあ。2人とも戦場でぶつかり合ってや」
ウラド「お前、調子にのんなよ。お前から殺ってもええねんぞ」
義経「雑魚が出しゃばったら死ぬのが戦場ですよ」
アブラー「ワイ一応神なんだけど…戦場、武器の希望ある?」
ウラド「デカいコロシアムを用意してくれ。武器は――串だ。デカくて体をぶっ刺せるやつを両手に一本ずつ」
義経「ふむ……では私は、軽めの鎧と短弓、それに刀を一本。機動戦で行きます」
アブラー「OK、準備するわ~観客席もVIP仕様にしといたから、神々も偉人たちもバッチリ観戦できるで」
ウラド「へっ、そいつは楽しみだ。俺様の“串刺しショー”を目の前で見せてやる」
義経「油断なさらぬように。私の戦は、“当たらなければ意味がない”が信条ですから」
ソクラテス「機動力対暴力ですか。…今回もまた、歴史最強の称号にふさわしい戦いが見られそうですな」
アブラー「よっしゃ、準備完了! 試合開始は雷が鳴ったらな!演出って大事やから!」
(空に黒雲が集まり始め、観客席はざわめきに包まれる――)
ナポレオン「さて、どちらに賭けるか……義経は動きが読めん、が、ウラドの暴力は魅力的だ」
アレクサンドロス「朕はウラドの暴力を見てみたいが義経の策も見どころだとおもうぞ」
ゼフ「実はウラドは策略家という説もありますからね…この対決、全く読めません」
アブラ―「筋肉ではウラドに軍配だが、スピードは……どう出るかだな」
アブラー「よっしゃ! 雲、鳴れ!雷、ドカーンと鳴れぇぇ!!」
(ズォォンッ――!!)
天に響く雷鳴とともに、戦場――巨大コロシアムの中心にウラドと義経が姿を現す。
ウラド「ククク、久々の串刺しショーだ!簡単には逝かせねえぞぉ」
義経「私も楽しみたいですから。すぐ死なないで下さいね」
ウラド「そんなこと言う生意気な奴らの口にーー串を刺してきたのが俺様だぜえ」
ウラドはにたりと笑いながら、口元からだらりとよだれを垂らす。その目は焦点が定まらず、興奮と殺意が入り混じった獣のような光を放っていた。
ウラド「楽しみだなあ……ヒョロチビ義経、お前の悲鳴、どんな音かな……」
観客席がどよめく。まるでそこだけ異様な空気が渦巻き、静まり返ったかのように。
源義経は一歩も引かず、ただ瞳を細めて敵を見据える。
義経「どうやら、あなたの精神はかなり狂っているようですね。しかし、狂気で勝てるのは一般兵です。武士に精神攻撃は通用しませんよ。」
次回、義経対ウラド開幕!勝つのは策略か?それとも狂気か?
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