第13話 精神:100

「···しらないてんじょうだ」

「···起きたか」



知らない天井···というか青空だ。

屋外に寝かされているってことは、俺がスキル使ってからそんなに時間は経ってないっぽい。

上体を起こして胸をさすっても痛みは無く、傷も塞がっていた。



計画通り(例のドヤ顔)



いや全く、クソ強チート級スキルたちのおかげで助かった。

[犠牲的行為]の致死的ダメージを[食いしばり]で耐えて、後は時間経過で[自動回復]。

[犠牲的行為]の威力は残魔力量に依存するっぽいけど、俺は槍術メインで魔力をほぼ使わんから、概ね最大効果が期待できる。

槍に魔力を纏わせて威力増強!くらいはたまにするけど、それだってかなり省エネだし。



······いやマジで強えな!?

いざとなったらナイフグサッブシューで大体の奴等は死ぬじゃん。

まあ倒しきれなかったらトドメを刺されるだけだし、敵の増援が来た場合もボコられて糸冬だから、使い所さんは考える必要があるけど。

あと痛覚耐性があってもクソ痛い。



「アカリ···すまなかった」



なんかノックスのおっさんに謝られた。

いやいや気にしなくてもええんやで。むしろ幼女のスプラッタを見せちゃってすま◯こ。

それに俺がビリーのおっさんに大怪我させたようなもんだし、謝るのは俺の方やで(´・ω・`)



···そんな感じのことを小声でボソボソと言ったら、2人共泣きそうな顔になってた。

ウケる。いや不謹慎か。

マジでビリーのおっさんが生きてて良かったぜ。

···なんか安心したら目から水が出てきたぜ。



──────────────────────


・ビリーのおっさんはタフなので、回復薬を傷口にぶっかけたら一週間で完治しました。

凄いね人体(はあと)



・ナイフグサッブシュー戦術だって!?

このガキはまともじゃない(魘夢並感)

精神値100のなせるワザだぜ( ・´ー・`)



···というわけで(?)幼女編完結。

閑話を挟んで高校編に移行します。

良ければ感想・高評価をぶん投げて下さい。

執筆のモチベーションになります!




《スキル一覧》


[痛覚耐性]SLv4

痛覚が鈍る。鈍化の程度はSLvスキルレベルに依存する。

SLvが上限に達するとスキルが進化する。


[魅了]SLv2

人間からの好感度が増加する。

増加量はSLvと親密度に依存する。


[食いしばり]SLvなし

致死的ダメージを受けても、一度だけ耐える。

ただし気絶・瀕死になる。

体力が全快したら再び発動できる。


[自動回復]SLv3

体力と気力が時間経過で回復する。

回復量と回復速度はSLvに依存する。


[犠牲的行為]SLvなし

自らの命致死的ダメージと引き換えに、任意の敵へ極大ダメージを与える。

複数に狙いを向けることも出来るが、その分威力は分散し弱くなる。

ダメージ量は残魔力量に依存する。




《キメラ》

ダンジョン黎明の終末期。

ある国は大国へ服従し、ある国は崩壊・無秩序となった。

我々は国家崩壊の混乱に乗じ、機密施設から多くの情報を奪取した。


キメラ合成獣の組成情報もその1つだった。

我々はそれを基に合成した幼体をジェリア研究拠点へ移送し、経過観察を行わせていた。


数カ月後、研究員は乱雑に喰い殺されていた。

おまけに何者かの侵入を許し、希少な戦力をみすみす殺されるという体たらく。

全く、使えない奴等だった。


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