その視点を踏まえて、もう一度時制を古い順から並べて

時間の“いちばん古い層”から“未来へ”向かって並べると、こうなる。


① 過去完了(大過去)

過去の時点よりもさらに前の出来事を示す。

地層で言えば最深部。


② 過去

「ある過去の時点そのもの」。

大過去より一段浅い層。


③ 現在

今この瞬間の層。


④ 現在完了

今を基準に、過去から続いてきた線を一本まとめて示す。

(“いまの層”にくっついてる過去という感じ。)


⑤ 未来

これから起こること。


さらに細かい派生(進行形や未来完了)も、同じ並びの中に落ちる。


進行形=時間の“点”を拡大するレンズなので、

どの層にも貼り付けられる(過去進行・現在進行・未来進行)。


完了形=基準点より古い層を参照するレンズなので、

過去・現在・未来それぞれに完了形がつく(過去完了・現在完了・未来完了)。


ただし、時間そのものの“古さ”で並べるなら、基本の幹はこれ。


過去完了 → 過去 → 現在 → 現在完了 → 未来


時間のグラデーションとして眺めると、英語時制はわりと静かに理解できる。

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