哀れな僕の備忘録•••狂気恋愛
地獄の秋
第1話 地獄への一本
「ガヤガヤ」「ハハハ」「ヤダー」
大阪難波の夜は辛い、寒い、
酒、ナンパ、ギャンブル、売春それ等が揃った町だ。
今日も僕はそんな街をただ、眺めてた、
仕事、家庭、疲れ果てたただの社会の歯車の一人だった。
おっと、早く内容に入りすぎたみたいだな
僕は鮎川 五月 (あゆかわ いつき)
25歳仕事が少し特殊なただの男だ
家族はいるがうまくいっておらず家に帰りたくない気持ちで溢れて、難波のアングラ感で自己肯定感保っていた。
「くそ、あのハゲ前無理難題ばっかり言いやがって、形変えんぞマジで」
最近は仕事が少し落ち着いているが嫌いな上司と顔を合わせる時間が増えて少し病んでいた
「ん? なんだ?」
遠くで、若い子がおっさんと仲良く話してる
「いくらかな?」
その問いに女の子は
「ホベツ1から」
煥発入れずに答えた
その光景はよくある売春だった。
二人は同意したのか僕の横を通り過ぎる
急な行動だったため少し呆気に取られてた僕は
「世の中こわー」
と、一人で驚き自宅へと帰った。
ガチャ
「ただいまー」
扉を開け走ってくる娘
「おかえりー」
娘の一花を抱きしめ少し落ち着く。
ドスドス
大きな足音が聞こえる
「子供にあんまり仕事の後触らないで
汚いから」
「ごめん」
娘と私は嫁には逆らえないのだ
嫁は鮎川 恵(あゆかわ めぐみ)
元同僚でバディだった。
仕事ややめろと散々言われているがやめれない
私に苛立ちと恐怖を抱いている
一花はずっと怯えており、嫁の前では一言も喋らないのは日常である。
私が嫁と離婚しないのは
同じ仕事をしていたのもあってサポートはしてくれる、何かあれば動いてくれるからである。
逆にそこがしんどいがまあ、良しとしている。
今日も余物で夕食を済まし、緩くなったお湯に浸かり、リビングのソファで寝る
ソファで寝るのは私はよくうなされるため
娘が起きるからである
翌朝、
5時に起き、会社に向かう。
今日から忙しくなるので少し会社に行く足取りは軽い。上司と顔を合わせなくてもいいからだ
会社では上司は一人だけ 部下は十五人ほどの
事務所だ。
事務所に着き、昔から吸っているラークのクラシックマイルドを吸い、甘いコーヒーを飲む。
9時になり
上司の指示で朝礼開始
号令は私だ
「全部一緒気をつけ」
「渋谷さんに注目」
その指示でみんなが上司に向く
上司が今日からの動きを指示し、皆がメモをとり班編成を行う
「今日から難波周辺での活動とする」
少し嬉しかった。
あの、場所にいれば少しは落ち着くのではないかと思ったのだ。
今回の仕事は人を探すこと、
僕らにとって簡単な仕事だった。
任務開始は19時からそれまで事務作業をし
嫁に帰れないことを伝えて
文句を言われた後、任務が開始になった
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