第19話 魔法は意外と難しい

 空き地の朝日曜日だ。休みなので魔法を撃ち放題。


 この辺は人通りが少ないから余裕だ。でも一応茂みの端っこのほうとかにしておこう。


 ああでも隠者の衣を羽織ればいいのか。


 だが羽織ると魔法を撃ちづらいか?


 どうなんだろう。


 魔法を放つイメージだ。


 とりあえず水魔法にしとくか。


 壁に向かって水魔法を放つ。


 水を球体をイメージする。


 水はH2Oだっけ?


 それを水素と酸素が結合するイメージをする。


 すると意外と難しい。


 なかなか水の球体は出来ない。


 だが頑張るぞ。


 水をイメージする。


 大海の水たまり。


 湖、雨、雲、海……さらに大滝。


 それらを手の中に想像するそして創造する。


「出来ただと……これが水魔法!!」


 そこにはほんの少しの水の塊が。


 これを放てば完成……!!


 でも進みも遅い。なかなか前に進まない。


 だが俺が魔力を籠めると進んでいった。


 壁がへこむ。


 水の球体中々に強い。


 次は炎だ。


 炎をイメージする。


 人差し指に灯すイメージだ。


 すると付いた。


 タバコを吸う。


 今度は攻撃的な火だ。


 火炎をイメージする。


 すると出た。


 二回目からは簡単になった。


 それを放つ。


 壁に燃え移った。やばいやばい水魔法で消火した。


 さらに炎をとんでもなく巨大化して放てた。まるで太陽のようだった。


 なお放つ前に消したがな。


 風魔法、雷魔法、土魔法、光魔法、闇魔法を試した。


 だがどれも初期魔法レベルだった。


 炎魔法だけ中位程度の魔法まで昇華した。


 そんなこともあり俺はダンジョンで夢中になっていた。


 魔法を使うことに。必要以上に魔法で止めをさしていた。


 だからなのか魔法を50回ぐらい使ったときにあれが来た。


 くら~~~~やばっ立ち眩みが。


 これが魔力切れか、魔力スポドリを飲む。


 これでMPを回復した。


 魔力も上がる。


 そういえば7階層ぐらいで自販機でマジックポーションを手に入れていたな。


 飲んでおく。そして14階層ぐらいに来ていた。


 ここではオークが出現する。


 オークか耐久力高そうだな。


 とりあえずミスリルのナイフで切り裂く。


 炎魔法で焼く。


 倒した。あっさりだな。意外と弱いな。


 そしてドロップ品は肉。助かるな。でも100グラムぐらいか。


 まあかなり倒せそう。あとマジックバック的なものが欲しい。この大型リュックだと流石に何回も戻らないといけないのがな。


 14階層で結局は27体のオークを倒した。肉を2.7キロゲットした。こんなに食い切れないぞ。


 15階層まで来た。いったん戻るとした。


 まだ朝の10時。


 だがここでネットを見ていたら妙なニュースが。


『大阪で怪物が出現!? ゴブリンのようなモンスターが!?』


 これは他にもダンジョンがあるのかな?


 試しに梅田のほうに行ってみる。


 するとなんか難波のほうでなんかあったらしく現場に急行した。

 

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