第14話 風邪を治すには耐久力が一番

 トウカとシズクちゃんが出会う時~何かが起こる。


「あ~親戚の娘なんだこの娘」


「あんたに親戚なんていたか~~~?」


「そうです遠い親戚のシズクです」


 シズクちゃん顔が引きつっているな。なんでこのような修羅場になるのか。


 異能者であることは一般人には内緒とかの理由があるんだろう。


 だから二人の関係はなかなか喋れないはずだ。


 トウカはかなり俺を睨んでいる。


 これは信用してないな。たぶん。俺は本当だと大嘘をつく。


 だが納得してない感じでトウカは帰ってしまった。


 これは次会ったときにどうなるか。


 まあごはんでも奢れば納得してくれるだろう。


 そうしてシズクちゃんも帰ってしまった。


 俺は次の日なんとか熱が下がり体調は万全だった。


 自販機に行く。


 販売中。今日は何故かケチりたかったのか財布にある1000円を使いたくなかったのか、500円だけのほうを買った。


 するとカプセルの中からカードではなく錠剤が入ってた。薬? だとなんだろこれ。


 説明によると【スキル薬】らしい。飲むとスキルが身につくらしい。確かにカードだとそろそろかさ張る頃かなと思ってたから薬として飲めば身につくとなると良かった。


 内容は【体臭がほぼ無くなる魔法の薬】と書いてある。


 あなたの脂汗ワキガなる異常なる匂いを消します。これであなたはモテモテ男子に。


 これは欲しい。俺は家に帰り水で飲み込んだ。


 そして脳裏に【体臭がほぼ無くなる魔法】と書かれた俺のスキル欄が見える。


 脳内で思えばそれが表示される。


 凄いなこれこれから薬になればかさばらない。


 アルバイトに行った。その日の夜深夜0時金曜日の深夜だ。


 今日は500円と1000円を買う。


 500円のほうからは錠剤が出る。


 内容は【脳内演算速度が二倍になる薬】と書いてあった。脳内の演算速度が二倍になる。とだけ書いてあった。なんか少しだけ不思議演算速度って思考速度のことだろうか?


 1000円のほうからは普通にまたカードだった。


 【雷神の靴】だったアイテムカードか。


 敏捷を500上げる靴。凄く速く走れる以上。


 うんチートだ。凄くチートだ。


 試しに実体化して走ってみた。


 時速80キロくらいで走れるぞ。


 本気出せば120キロくらい出る。


 普通にヤバい代物です。


 病み上がりだけどこれで色々と出来るな。


 俺は寝た。


 そして祝日の金曜日朝からご飯を食べてダンジョンに行く。


 何とも言えない、そうだシズクちゃんを誘おう。でも彼女学校か。


 じゃあ放課後俺の家に来てとレインに送る。


 ダンジョンはするすると攻略できた。10階層まで来た。


 ホブゴブリンを相手にした。


 余裕で倒せた。


 そして放課後4時くらい。


 シズクちゃんが家に来た。


「ダンジョン本当に行くの? ヒキカズさん」


「ああ行くぞ」


「どこにあるんですか?」


「あの空き地だ」


「そんなのどこに?」


「まあ行けばわかる」


 そうして案内した。


「このポスターがダンジョンに?」


「入ってみろ」


「わわっ……ここは」


「ダンジョンだ」


 そうしてシズクちゃんを連れてダンジョンに初挑戦だ。

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