VRゲーム
とちまる
第1話 プロローグ
ついにこの日がやって来た。
VRMMO『Anather World Online』略称AWOの正式サービス開始日だ。
AWOをするための機械は世界初のフルダイブ型VRMMOでヘッドギアにより意識をゲームの世界へ移すことでゲームができるものだが、不具合による意識の切断等の危険性が問題となっていたが安全性能装置を取り入れ、その安全性は国から認められている。
私、山本 鈴音はこのAWOのβテストにテスターとして応募したが落ちてしまい正式サービスが開始されるこの日をずっと待っていた。早くやりたい!でも開始時間は10時からで現在は8時。あと2時間で家事を済ませて開始時間と同時にスタートする!
その為にはやらねばならぬことがある!そう思いある部屋に入り叫ぶ。
「
「っ!?な、何!?」
「早く準備して!今日はAWOのサービス開始日だよ!」
「AWO?・・・あぁ、オンラインのやつね。」
私が突撃した部屋に居たのは身長153cmで初めて会う人は中学生か高校生だと思うほど幼い顔立ちをしたこの可愛い人は稲葉 陽彩。私の嫁。私と同い年で今年22歳になるはずなのに・・・・この幼い顔。
「鈴音がオンラインやるなんて珍しいね」
「このゲームはね!NPC全員にAIが搭載されているの!」
「へぇー」
「興味なさそう!」
「いや、興味ないわけではないけどNPCにAIが搭載されているだけでやるんだって思っただけだよ」
「・・・だって、2人でやるのも楽しいけど他の人がやってるのに混じるのも楽しそうだなって」
陽彩が何に対しての言い訳かも分からないことを言っている私の方へと来て私の頭を撫でてくる。
「ただ聞いただけだよ。それに一緒にやるためにわざわざ2つ用意してくれたんでしょ?ありがとうね。」
「そ、そりゃあ一緒にできないと意味ないし」
「ふっ、で、準備だっけ?何するの?」
「・・・設定はやっておいたから1回入れるのか確認してほしいの」
「了解~」
返事をして陽彩はゲーム部屋へと向かって行った。その間に私は昼ご飯の作り置きをしておくことにした。簡単な作り置きを作り終えたのと同じタイミングで陽彩がやってきた。
「鈴音、問題なかったよ!ありがとー」
「じゃあ、あとは時間になるのを待つだけだね!」
「ゲームに入ったら他のプレイヤーもいるんでしょ?合流できる?」
「あー、集合場所決めとこうか」
「だね。人が少ないところがいいけど」
「そうなるとギルドは多そうだし、最初は武器とか見る人も居そうだもんね。」
陽彩とゲーム内で合流する為に待ち合わせ場所を決めようと思ったが、中にどんな建物があるか分からないから候補が少ない。βの情報とか見ればわかりそうだけど今は見たくないしなぁ。どうしようか。
「本屋とか?あるのかな?」
「どうだろう。図書館とかはありそう」
「図書館入口にしておく?入れたら中で、入れないなら外でどう?」
「オッケー!一応、第2候補として本屋、第3候補は武器屋にしとこうか」
「そうだね。」
陽彩との合流場所が図書館→本屋→武器屋という順番で決まった。
そんな話をしているとあと5分でサービス開始時間になるのでそれぞれのヘッドギアを付けて開始と同時に入れるようにスタンバイして10時ちょうどに私はAWOを起動させた。
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