文字フェチ少女との邂逅がもたらしたものは
- ★★★ Excellent!!!
文字フェチ少女南雲春に捨てたラブレターが見つかってしまい、文字を書くように強要される主人公いなほ――、
二人の会話劇のコミカルさも素敵ですが、純然たる文字フェチの南雲の次点の推しが国語教師であることなど、キャラのディティールがいたるところに感じられる素敵な短編小説でした。
物語終了時、いなほの心境の変化がありますが、文字が変わることで南雲からの興味もまた変わるのかなあと想像させられますね。