以上、事務連絡でした ❤️

「アキラ、楽しいね。静かだあ~。東京のど真ん中とは思えない」

「ほんと、静かだな。あ!純子、スマホ出して」

「え?これ?」と純子がアイフォンを出した。ぼくも出して「電源切っておこう。誰にも邪魔されないように」と言った。

「アキラ、悪い子だね?誰からかかってくるのよ?」

「そうじゃないよ。LINEの着信とか親から電話とか。気が散るだろう?切っておいて、あとで親には電話しておけばいいから」とは言ったが、紗栄子から着信があるかもしれないじゃないか?確かに、ぼくは悪い子だな。


「わかった。エイ!切ったよ」

「うん。これで邪魔は入らない。ところで、大学決めないといけないね?」

「大学?ああ、大学はね、考えたのよ」

「うん?」

「都心の大学は止める」

「え?」


「筑波とか、都心から離れた大学に行くの。そうしたら、自宅通学、無理でしょ?二人共下宿しないといけないでしょ?」

「純子の方が悪い子じゃないか?二人共下宿なんてさ」

「アキラ!何を想像しているの?まさか、半同棲なんて想像してませんよね?」

「・・・してますが?」

「・・・実は私も。どう?」

「ドキドキする」

「私もよ。いい考えだと思わない?」

「そうしようか。純子は合格圏内にあるの?」

「大丈夫そうよ」


 ぼくはちょっと考えた。紗栄子が自衛隊、自衛隊と言うから、紗栄子がどこに行くのか?調べた。それで、自衛隊の駐屯地の中に、航空自衛隊百里基地とか、航空自衛隊霞ヶ浦駐屯基地とかあったような・・・霞ヶ浦って、筑波のすぐ近くじゃないか?おいおい、今、そんなことを考えちゃいけない。純子の前なのに、ぼくは悪い子だ。


「わかった。じゃあ、筑波大学で考えよう」

「うん、賛成してくれてアリガト」

「以上、事務連絡でした」

「ウン?事務連絡?」


「だからさ、事務的散文的連絡事項。終了・・・ねえ、純子、ベッドに行かない?」とぼくが言うと、純子が真っ赤になった。

「もう?」

「純子が想像していることはまだ、お預け。ちょっと、ハグして、キスするくらいって、どうかな?」

「うん、いいよぉ。でも、恥ずかしい・・・ちょ、ちょっと待ってね。深呼吸する。アキラ、ワインをもう一杯ちょうだい!」ワインを注いであげると、一息に飲み干してしまった。立ち上がって、ベッドに大の字になってしまう。


「さあ、こい!アキラ!まな板の純子さんだよ!」と目をギュッとつぶって言う。やっぱり、純子は変わってる、と思った。どこか、紗栄子に似ている。ぼくは純子の横に寝転がる。


「まな板の純子さん、横になって」と純子の首の下から左手を差し入れて、肩を抱いた。純子の両手はぼくらの間に。右手を純子の背中に回す。


 罪悪感いっぱい。紗栄子に習った通り。


 純子の額がぼくの真ん前に。思わず額にキスしてしまう。純子の息が首筋にかかる。ぼくは純子の額を額で押して、顔を仰向かせる。肩を抱き寄せる。目があった。ドキドキする。純子が目をつぶる。唇を押し当てて軽くキスする。純子が唇を開いてくる。ピタッと唇を合わせた。この前はここまでやっているからね。純子の舌を追いかけて、絡み合わせた。


(右手を忘れるなよ)と紗栄子がニヤッと笑う顔が浮かんだ。右手で純子の背中をさすった。純子の両手がぼくらの間でモゾモゾしている。臆病そうに手の甲でちょっとぼくのを触った。それから、裏返して、手のひらをぼくのにそえた。軽く握られる。


 右手を背骨に沿ってゆっくりと触っていく。脇腹を触ったりして、背中をさまよわせる。徐々にお尻の方に手を動かして、お尻は触らないで、太ももを触った。純子がモゾモゾして、両脚をすり合わせるのがわかる。純子のスカートの中に手をいれた。


 ぼくは、唇をもっと密着させて、純子の舌を絡める。頭に血が上る。純子がフイゴみたいに息を荒げている。もっと、舌をネットリ絡めた。純子もぼくの舌を追って絡めてきた

 

 太ももから膝のほうにソフトに触っていった。太ももの内側に指を移して、内側をなであげる。純子がビクッと体を震わせる。ぼくが何もしないのに、純子は左足を持ち上げて、ぼくの太ももにのせた。左足を絡めてきて、ぼくの太腿を押した。腰を押し付けてくる。


 純子がぼくのを握りしめてくる。ぼくはワンピースに手を入れて、ストッキング越しにパンティーの縁を触った。純子のあそこの真ん中のスジ沿いに人差し指を当てて、なで上げる。純子が唇を離してのけぞった。「アア、ダメ、アキラ、ダメだよ」というので、ダメって、いいってことだったよね?紗栄子、と思った。いけない悪い子だよなあ、ぼくは。

 

 純子のお尻をなでたり、手のひらで握ってもんだりした。純子は左手をぼくらの間から抜いて、ぼくの首に回した。今度は純子がぼくの唇を探って、自分から舌をぼくの口に差し入れて、舌を絡めてくる。純子がためた唾を吸った。純子も自分からぼくの唾をチューチュー吸う。

 

 パンティーをストッキング越しに触っていると、だんだん湿ってくるのがわかった。純子、感じてるんだ。ぼくはちょっと体を離した。リブニットワンピースの上から純子の胸を触る。紗栄子に比べて一回り小さいな?おっと、なんでも紗栄子と比べちゃいけない。でも、ぼくの人生で純子と紗栄子しか経験がないんだもの。仕方ないじゃないか?

 

 紗栄子のブラはワイヤーが入っていたけど、純子のはノンワイヤーブラなのかな?薄手のブラみたいで、ワンピースごしなのに、純子の胸の形がわかる。ふっくらしてる。乳首もわかった。ちょっと固くなっているような。ぼくは指で乳首を挟んで優しく握った。純子がのけぞって深くため息をついた。「アン」と可愛い声をだす。


「アキラ、私の胸、ちっちゃくない?」と囁く。

「いいや、ぼくの手の大きさにちょうどいい。ピッタリとフィットしているよ。わかる?」

「うん、わかる。気持ちいい。自分で触るのと違うよ。もっといい」

「痛くないよね?」

「大丈夫よ・・・服、脱ぐ?脱いだほうがいい?」

「それは後で。今は純子を抱きしめているだけで満足」

「私も。私も抱かれているだけでもすごくいいの。暖かくて安心しちゃう」

「屋上でするキスとかハグとかとは全然違うね」

「うん、たまんないよ。ねえ、アキラの唾、いっぱい飲んじゃったよ」

「ぼくもだよ。ワインの味がした」

「こういうのって、みんなしてるのかしら?」

「わかんないよ。でも、なんか純子と交換している気がする」

「私も。一体になっちゃうような。ボォ~としちゃうよ。ずっとずっとキスしてて」

「うん」


 また、純子の背中に手を回して抱きしめた。キスしながら純子の体を触り続ける。純子が身悶えする。腰を押し付けてくる。ぼくもたまらなくなって、純子の腰に押し付ける。純子が右手でぼくのもギュッと握った。

 

 イカン、ぼくの方が我慢できなくなってくる。ぼくは唇を離した。「純子、ダメだ、出ちゃうよ」と言った。

 純子がぼくを見つめて「え?これが?」と右手でぼくのをもっとギュッと握りしめる。

「そ、それがだよ。勘弁して」と言うと「感じちゃった?」と言う。


「感じるも何も、頭がボォーっとするよ。出ちゃうよ」

「私も。恥ずかしい」とぼくのシャツに顔をうずめる。「恥ずかしいよぉ。自分から動いちゃったよぉ。私、勝手に体が動いちゃって。アキラの体を脚で挟んじゃうし。もう、アキラが欲しくて欲しくてたまらないよぉ。どうしよぉ。好きだよぉ。好きで好きでたまらない」と顔をシャツにすりつけて、イヤイヤしている。ジーンときた。純子を抱きしめる。


「まな板の純子さんが暴れちゃった?」

「うん、料理される前に暴れちゃった・・・」

「感じた?」

「いっぱい感じたよ。ちょっと逝っちゃった。意識とんじゃったもん。自分でするのと全然違うよ」


「純子のあそこ、触っちゃたな」

「私もアキラのあそこ、握っちゃったよ」

「我慢できなくなった」

「そんなに?・・・あ、あのね、アキラ?」

「何?」

「この固いの、かなり大きいなって思うんだけど、私の中に入るのかしら?」

「入らないと、一生、純子は処女のままだよ?」

「それ、ヤダ!」

「大丈夫だよ。痛くないように、二人で明日まで楽しめるように散文的に手順は考えているよ」

「本当?」

「うん」


「ねえねえ?」とまだシャツに顔をうずめている。

「なんだい?」

「あとでさ、この固いのをさ」とギュッと握られる。思わずのけぞってしまう。「見せてね。従兄弟が小学校の頃のを見たけど、同い年の固くなったのって見たことないのよ。じっくり観察したい!」とシャツに顔をうずめたまま、イヒイヒ笑っている。

「その代わり、私のツルッツルのスベッスベのオ◯ンコ、観察させたげる・・・あ~、恥ずかしいこと言ってるんだなあ、私って。恥じらいってものがないのかしら?」やっぱり、純子は変わってる。ますます、紗栄子みたいに思えてくる。


「純子、もうここまで来ると、ぼくとキミとの間で、恥ずかしいってあまりないんじゃないの?どんどん、恥ずかしいハードルが下がってるよ」

「まだ、慣れないからね。明日になれば、もうどうにでもなれで、アキラとの間に恥ずかしいってなくなるかも。それって、イヤ?」

「イヤどころか、生まれる前に婚姻届だしてあるんだから、そっちが普通じゃないか?」

「そっか。これでまた一歩前進で、冨澤純子さんに近づいた?」

「明日までに、全身、冨澤純子さんになっちゃうんじゃない?」

「あ!それいい!今から、時任って止めて、富澤純子って署名する練習する!」

「もう、今晩、赤ちゃん、作っちゃおうか?」

「・・・安全日だよ?」


「冗談です。さって、何時かな?あれ?もう六時ちょっと前だよ?」

「ウソ!さっきまで三時過ぎだったじゃない?そんなに私たち抱き合ってたの?」

「時間たつの、早いね?」

「え~、もうニ時間以上たっちゃったの?残り、十八時間しかない!」

「純子、十八時間もある、って思えばいいじゃないか?」

「女の子は、こういう時間が永遠に続いたら、って思うものなの」

「あのね、純子、まだ、キミ、処女のままだよ?」

「あら?私、もう処女なくなっちゃったと思ってた。こういう時間が永遠に続いたら私、マリア様になっちゃうね。メインイベントはまだ残ってたわね」

「そのメインイベントの前に、腹ごしらえ、しません?お腹すかない?」

「そう言えば、腹ペコだぁ~」

「一階にレストランがあるから、行こうよ?」

「賛成!」



※高校生の飲酒シーンが書かれてあります。

 性描写を含みます。

 この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

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