纏い人
匠
第1章 仮面の少年
『纏い人』を読むことで、偽ってた自分も許せる自分に出会えます!
短時間読み切り!
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「またふざけてる……」
クラスの誰かが笑う。冗談を飛ばし、みんなを笑わせるあいつ。
でも、私は知っていた。あの笑顔は、どこか嘘くさかった。
彼は誰にでも優しく、どんな空気でも読めて、器用に人と関わる。
――でも、どこかで、心が動いていないように見えた。
私はそんな“演じている人間”が、昔から苦手だった。
なぜか、イライラしてしまう。
自分を偽ってまで、誰かと馴染む理由がわからなかった。
でも、その日から少しずつ、私の気持ちは変わっていった。
「あんってさ、なんか人の心を読みすぎるよね」
「……は?」
思わずムッとした。でも、その言葉がずっと頭に残った。
まるで、自分自身を見透かされたような気がしたから。
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