第14話 GR0018-GEN

 はい、続いて逃走中~。

ポポ(息切れる):

 「ぷっぷっぷっぷ......。」

夜(泣きそう):

 「なん......何とかしてくれよ!」

朧:

 「ひ......暇あるなら......足を......うごけ!」

ミノリ:

 「でも......このままじゃ......。」

ゴルバット(猪突猛進):

 「ブオ――!!!」

朧&夜&ミノリ:

 「ヒーヒヒ!」

夜:

 「仕方ない、えい!」


 夜は周りの木に足を掛け替えつつ、見る見るうちに十数メートル高い枝に足踏み入れた。しなやかな動きが燕如きの身軽さを示している。

夜:

 「おいおいー!こちこちー!どうだ、手策も出来ないだろ、バカでっか物め~!」


ゴルバット(猪突猛進を夜に):

 「ブオ――!!!」


 ブン――!(衝撃)


夜:

 「なにそれなにそれ、障害物を無視なんで犯則すぎない?」

 「こんな太い木まで倒れそうなんで、痛いの知らないの?」

ミノリ:

 「夜さん、早く下りてください!」

夜(下り):

 「よっと~。」

朧:

 「どうしよう、逃げるだけじゃ......。」

ポポ(!):

 「ぶぶう!」

朧:

 「見ろ、あそこに洞窟が。」

ミノリ:

 「速くポポさんの処へ。」


 三人とポポは目の前の穴に滑り込んで、幸い入り口が狭くてゴルバットの進撃を塞いだ。


夜(喘ぐ):

 「どう......どうだ、太過ぎて入れないだろ、ブブブ~。」

ポポ:

 「ぶぶぶ~。」

ゴルバット:

 「......」

夜:

 「なに?これで諦めたの?根性なしめ。」

ゴルバット(引き返す):

 「......ブ――!」

夜:

 「ヒー!ご......ごめんなさい、今の悪かった。許して帰ってきて......ねぇ。」

ゴルバット:

 「ブ――!」

夜:

 「ヒー!謝りしたのに......。」

朧:

 「お前という奴が......。」

ミノリ:

 「夜さん......。」


 ピンチから出し抜けた......はずだったが、夜の神業で再び息詰まられた。不本意ですが、どうやら闇の奥へ光を求めるしかあるまい......うん?なんか......懐かしい気配が......。


夜:

 「もういやだぁ、暗くて狭くて......尚更モンスターなんで......最悪だわ。」

朧:

 「一体誰のせいが。」

夜:

 「あう......。」

朧:

 「そもそも見えるでしょう?お前は。」


ミノリ:

 「それにしても、暗すぎですここは。輝石を持っても遍く照らす事を上手く出来ません。足元を気を付けて、損なう事を逢えない様に。」

 「よっとう......危ない危ない。」

ミノリ:

 「そう言えば、ポポさんは余り影響を受けて来なかったみたいですが......もしかして夜姉さんと同じ特殊能力を身に纏っていますか?」


朧:

 「一応......かも。でも目じゃなくて、鼻だ。」

ミノリ:

 「鼻?」

朧:

 「うん、ポポの鼻が誰にも負けない臭覚を持っている。なんかこう、匂いだけで地形ことも見分けるぐらい凄い。」

 「おかけて目隠し取り遊びのナポレオンでも呼ばれる。」

ミノリ:

 「へぇ~、凄いですポポさん。」

ポポ(胸を張れ):

 「ぶう~。」


 犬ナポレオンの方が......。


ポポ(怒る):

 「ぶう。」

 すまんすまん。


夜:

 「ねぇ、このまま大丈夫の?ずっと歩んでますけど、出口の気配が全然見当たらないじゃん。足が壊れそう。」

 「あのバッジで如何にかならないの?」

ミノリ:

 「『未確認』っと示している。どうやら誰にも来なかったみたい、詰まりましたな、これ。」

夜:

 「あう......。」

 「ん?ぼうっとしてて何をするの?体が大丈夫?」

朧:

 「あっいえ、大丈夫です。先から痣がうずうずして、何を望んでる感じ。」

夜:

 「良かった、頭が壊れなかった助かる。こんな処であんたを運んで進むのは無理の話しです。」


朧:

 「お前......。」

 「ていうか、遊ぶのはいいけど、目を光ないでくれるか。なんか妙な感じ。」

ミノリ:

 「あっいえ、ごめん。痣の模様が気にすぎて、遂に......。」

 「あの朧、その場所が分かるですか。助かる手掛かりになるかもしれません。」

朧:

 「確かに......そこへ向いてる。」

ミノリ:

 「じゃ行きましょう。」

夜(疲れた):

 「はい......。」

ポポ:

 「ぷう......。」


 ポポもへたへた、いつも元気溢れた若ちゃんも尽きたか。


ポポ:

 「(あの痣、確かにどこが......。)」

 ...... ......


朧:

 「グ、急に痛くなった、着いたか。夜、何か見えるが?」

夜:

 「ん、あそこで何か蠢ている。小さいでも不気味な匂いが徐々に漂って来る。」

朧:

 「ミノリも感じるか。」

ミノリ:

 「あ、間違いない、あれはホロだ。でも異なる何か混ざっています。」

朧:

 「取り敢えず迂闊な動きが遠慮して、ここはスターダストの力で......ポポ?何をする気?」

 「おい、やめろ!」


 まるで朧の呼ぶ声が拒まれた様に機械的な歩みでホロへ真っ直ぐ、着いた時点で黒い蠢きを一口。


朧:

 「おい!どうしたポポ、しっかりしろ!おい!」

夜(震える口で):

 「ねっねぇ、からかわないで早く目を開けて。ね、ポポちゃん。」


 返事が......ない。


ミノリ:

 「まさか......。」

夜(泣く):

 「嫌だ、早く......目を......。」

ポポ:

 「ぷ......ぷう。」

ミノリ:

 「目覚めた。」

夜:

 「良かった。」

ポポ:

 「ぷう?ぷうぅぅ!」


朧(強く抱きしめて):

 「......バカ、心配させやかって。」

夜:

 「心配したわ~。いいかポポちゃん、二度と危なう事しないで、約束だよ。」


 何か行ったが分からないか、ひとまず返事するって、疑問を抱きながら頭を頷く。自分が何かしたも全然意識しなかった。

 ヤバい、いきなり苦しい顔が浮かべて、もしかして


朧:

 「どうしたポポ!」

夜:

 「ポポちゃん!」

ポポ:

 「ぶ......ぶ......ぶう~。」

 とある物を吐き出したら痛みも消えなくなた、ちょっと緊張したが無事みたい。

夜:

 「なにこれ、丸々で光ってる。でも変だな、触れようとも当たれないけど、暖かいを感じます。」

ミノリ:

 「これは......メモリかも。」

夜:

 「メモリ?」


ミノリ:

 「はい、メモリとは記憶精霊の一つ。ある目的を果たすため霊態で自分の『縁』を待っています。実態がない訳で触れない。」

 「魂に近いからホロに狙いやすいでも攻撃性がない、安心してていいです。」

夜:

 「そなんだ。」

ミノリ:

 「ここて現れるのはきっと何らかの理由が......。」

朧:

 「たぶんこれだ。この腕輪が勝手に出てきて、あいつが待っている『縁』かも。」

夜:

 「でも何の反応がないみたい。」

ミノリ:

 「発動条件が必要かも、とにかく腕輪で触ってみよう。」


 二つが接触した瞬間お互いが光って共鳴し、縁を築いた。そのまま朧たちをある石台装置へと導ていく。


夜:

 「メモリちゃんがそれに入った後何か組み合って現れた。」

ミノリ:

 「何らかのパズル謎って......あっ組み直した。」

朧:

 「この紋様は......羽の石鍵?六つに割れてる。石台の穴と......ピッタリだ。」


 石台が徐々に崩れて、そこに座ってるのはルービックキューブのマシン。共に黄金の気配が腕輪に流れ込む。


ミノリ:

 「GR0018-GEN、このマシンの事が。」

夜:

 「GEN......幻ちゃん!」

朧:

 「また適当に。」

ミノリ:

 「幻ちゃんか。僕、ミノリと申します、これからもよろしくねぇ。」

幻:

 「ビ――!」

夜:

 「アハ、回ってる、気になるみたい。」

朧:

 「やれやれだ。」


 GR0018-GEN。ガイドロボ18号、コードネームGEN。とある種族の魔法技術の結晶......ふふ、遠い昔の話だ、今は一先ず。

 さ、戻りましょう。幻ちゃんに連れてもう出た頃だ。


夜:

 「ふん~~、外の空気がいいなぁ~。もう日暮れか、どうやら今日はっん?私の顔に何か着いてますか、じっと見てくれて......。」

朧(ちょっと慌てて):

 「あっいえ。服、そだ服のことだ。いつのまに着替えた?」


 金色の日差しが水色にばら撒いて、点在の光りが瞬く。この神聖のオーロラ(本人の性格を外して)を目に映る朧が見惚れでも人の情の内。


夜:

 「もちろん洞窟の頃。いい気分だから考古の服を着替えたの、どうだ似合うでしょう。」

朧:

 「考古って......。」

ミノリ:

 「どうやら野宿の決まりだな、ね幻ちゃん。」

幻:

 「ビビ――!」

朧:

 「本当に好きだな。」

夜:

 「よ~し、じゃんご飯の準備を!」

ポポ:

 「ぷう~!」

 ...... ......


解説くん:

 「なぜ、なぜだ。なぜあれを喰っても無事だ、あれは確かに......。」

 「それよりのことも......そか、そちにか。ふふ、こざがしい真似を。」

 「あれ、もう時間が。すんません、遂に夢中で......。」

 「じゃん、ようやく脱出した朧たち......なに?それはどうでもいい、先ずは壁絵の事?いやぁ、あれは次回の話しだ。俺もただのバイトって、だから許してくださいね。」

 「ではまだ次まで、バイバイ。」

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