はじまり

「1回杏ちゃんと会ってみたいな、朝練あるんだけど時間ない?」


れいの顔は知らない。


でもイケメンだった時のために…笑


「私にそんな価値あるの?」


「うん!!会いたいもん!」


この女慣れしたような返事……


モテるのも納得だ。


「明日の朝、下駄箱で待ってる」


そうメールして、ベッドの毛布にくるんだ。

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