⑯ 2025.10.30
さて例によっていつ以来ぶりかも定かではないほど久々の日記である。
何とか連載作品を完結させたことによって放心状態になっていたというのもあるし、まあともかく最近はこうして長い文章を書くのがしんどかったというのが正直なところだ。
それでもやはりこうして文章を書くことに戻ってくるのだから、これは私にとって必要な行為なのだろう。
書くという行為は自分1人で完結する比較的達成し易いプロジェクトであり、そのわずかな達成感を求めているのかもしれない。こうして些細な達成感を積み重ねてゆくしか生きてゆく術は無いので、まあ思うように頑張れずともやってゆくしかないですよね。
これだけ期間が空いたのでそれなりに書くことは溜まっている。
1つは10月9日~11日にかけて旅行をしてきたことだ。(スマホのメモに残していた日付を振り返るとそんなにも前のことなのかと愕然とした笑)
行先は高野山~十津川~熊野本宮大社~新宮~伊勢といった具合である。今回目的地として選んだのは前々から行こうと決めていた場所だ。
さてこの期間に仕事の休みを取ることは前々から会社に了承をもらっていました。本当はそれ以前に連載原稿もオールアップしてバンザイの体勢のまま旅行に行こうと思っていたのですが、この時はまだまだ締め切りに追われ所々電車に乗りながら執筆していた状態でした泣。
まあともかく10月9日の早朝に東京を出発し新幹線で新大阪に向かい、難波から南海線という路線に乗り換え高野山に向かいました。
新大阪に到着したのが8時20分ごろという朝の最もラッシュ時で駅は大混雑しており、少し失敗したかなと思っていたのですが、東京のラッシュに比べると大阪のラッシュはかなり優しい印象です。東京の満員電車は本当に肉体を単なる肉塊として扱われる人権を無視した空間であるのに対し、大阪では割と多くの人が到着した電車の混雑具合を見て乗り込むのを見送る、というほどの余裕があるのです。
これは結構衝撃的なカルチャーショックでした。というか東京での生活というのがある部分に於いては本当に異常なのでしょう。
まあそんなわけで予定通り9:01発の南海線に乗って難波を出発します。
ほんの10分も電車が走ればすぐに山中の風景へと変わります。日本の山中の景色というのは本当にどこも似たようなものです(道東だけは異世界かのような景色と記憶していますが)。途中真田昌幸・幸村父子が幽閉された地として有名な九度山なども通過しますが、南海線、ロープウェイ、バスを乗り継ぎおよそ11時頃に目的地である高野山に到着します。
途中の電車内の様子などでも強く感じていましたが、やはりインバウンド勢がとても多いです。
和歌山県にある高野山は
弘法大師が今も永遠の瞑想に入っているとされる『
空海は西暦でいうところの835年に亡くなった方ですので今から約1200年前の人物ということになります。高野山がそれだけの長い期間宗教的聖地としての権威を保ち続けてきた、という事実そのものが価値なのです。
高野山の中心地はあまり広い土地ではありません。バスも頻繁に走っています(乗り放題パスもあります)が、入り口にある『大門』から『奥之院』までもせいぜい3~4キロ程度でしょうか? 歩いても充分回れる距離です。実際私はほぼ端から端まで歩いて回りました。
大雑把な印象を述べますと、全体の習俗混合感・色々な信仰の寄せ集め感というものを私は感じました。
例えば『奥之院』の周りは膨大な数の墓が並んでいる場所なのですが、歴史的偉人の墓の隣には数々の現行の日本有名企業の慰霊碑が並んでいたり、観光客相手をする僧侶の方々の物慣れた対応の仕方、さらには真言宗以外の宗派の施設も数多く並んでいたりする……そういった点に於いて私はそう感じました。
私自身は特定の宗教を信仰することはできませんが、真摯な宗教者に対する尊敬の念は強く持っているつもりです。なのでこうした光景を目の当たりにして「想像以上に俗に染まっているな……」と若干残念な気持ちを覚えたのが正直なところではあります。宗教者は強く厳格な宗教者を貫いて欲しい、というのが私の理想像なのでしょう。
しかしもちろん現実的な話をすれば、時代に適応して経営を成立させるというのも宗教の大事な役割であり、それがあったから高野山は長く存続してきたわけですし、そもそも真言密教というものが割とそうした部分に於いては寛容な宗派なのかもしれません(この辺りはあまり根拠のない推測ですが)。
まあそんな感想を抱いて15時ごろ、約4時間ほどの滞在で第一の目的地である高野山を後にすることになったのです。
……旅の話はどうしても饒舌になりますね。まだ工程1日目の途中ですが2,000字ほどに達したので稿を改めたいと思います。
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