第7話 小心翼翼
よくない流れなのか?
目の前に一つの問題があって、それをまだ解決できていない。
それって、やっぱり失敗つづきってことだと思う。
(なんとかしないとな……)
手帳に書かれたことから、すくなくとも前回の高校生活はダメだったことがわかる。
これはただのカンだが、たぶんそのいっこ前もうまくいってない気がするんだよな。
――どうする?
(目的はシンプル。一生いっしょの相手をさがす……でも本当にそんな人いるのか)
もしいなかったら、ぼくはずっと高一から高三をいったりきたり……。
そもそも、自分と相性がいいかなんて、どうやったらわかるんだ?
「ちょっと」
音楽がとまってぼくは顔をあげた。
右手にマイクをもった幼なじみが、こっちを見下ろしている。
「腕組んでむずかしい顔してるけど、ちゃんときいてたの?」
「あ、ああ……きいてたよ」
「どうだった?」
「微妙」
む~、とノアはうなった。
ここはカラオケボックス。
タダ券の期限がきて、一人じゃ入りにくいということで、ほぼムリヤリつれてこられた。
「あ。もう時間。じゃあ、最後になにか二人で歌う?」
「二人で?」
「ほらこれは? 中学のとき音楽の授業でやったでしょ?」
正直あまり気分がのらなかったが、もう曲を送信してしまったようだ。
あきらめてテーブルの上のマイクをとる。
ノアは立ったまま、ぼくはすわったまま。
イントロで、スカートからのびた足のつま先が上下にうごいてリズムをとっていた。
その曲はサビからはじまるので、ぼくもノアも同時に大きく息をすいこんで―――
今日は、一学期の中間テストの最終日。
だから学校は午前中で終わっている。
どうせ家に帰っても何もないし、まあ、たまにはこういうイベントがあってもいい。
―――演奏終了。
(これだ!)
ひらめいた。
一生のパートナーをさがしだす方法。
男女が汗を流す共同作業。
デュエットだ。
って、まてよ……。
女子をカラオケにさそうのって、ふつうにハードル高くないか?
いい考えだと思ったんだけどな。
と、そんなことなどすっかり忘れていて、
一年がすぎ、二年がすぎ、とうとう三年になり秋の文化祭の時期になった。
放課後の教室で、男子の級長がカリカリと黒板に書いたのは、
校内カラオケ大会 クラス代表
の文字。ぼくは下を向いていた。当てられちゃたまらないからな。
でもだいたいこういうのは、女子でだれか得意な人がいるもんだ。
しかしなかなか決まらず、ついに一人一人順番にきかれることに。
「タカドっち、どう? やってみない?」
級長は気さくなヤツで、ぼくをこんなふうにあだ名呼びする。
質問される前から答えは決まっていた。
(…………っ!)
一瞬、あのときノアとカラオケにいったことを思い出した。
そこから頭の中で論理のスジがどうなったのかわからないが、
「ぼく、やります」
そんな返事が、自然と口をついて出た。
その日の帰り道。
「イジメ?」
ノアに本気で心配された。
「今からでも先生に相談しなよ。私もついてってあげるからさ」
「ちがうって。これはぼくが、自分の意志で決めたんだよ」
「んー、だとしても、そっちもそっちで納得できないんだけど……」
「なにが?」
「あなた
「はっきり言うなよ」
「ごめん。ヘタはいいすぎたかな。なんていうか……すこし音程が下にずれてて、棒読みみたいにきこえちゃうんだよね」
たしかにあいつの言うとおりだ。
ぼくも、自分で
(
出場条件は各クラスから一人か二人。二人の場合はべつべつじゃなくデュエットで。
その相手は―――
「え? なんで?」「ムリだよ~」「ダメダメ」「
だれもいない。
くっ。卒業までにパートナーをみつける最後の手段だと思ったのに……。
っていうか、こっちは決死の覚悟で女の子をデートにさそうレベルの勇気をだして声をかけたのに……。
だがまだ希望はあった。
教室のスミの席に、最後の女子がいる。
放課後。
「あ、あの、ちょっといい?」
「―――!!!」
スクバの持ち手を両手でもった姿勢のまま、肩がビクンとあがった。
「すぐ終わるんだけど……ほんとに」
「……」
前方を一点見つめしたまま、彼女はかたまってしまった。
ちなみにぼくは横から話しかけている。
「えっと」
「ご、ごめんなさいっ!」
抱くようにバッグをもって、彼女は走っていく。
(まいったな……)
ぼくは右手で後頭部をおさえた。
すると、
「よう」
一年のとき同じクラスだった友だちが、ふらっと教室に入ってきた。
「たまたま通りかかったんだけど、
奥さんは彼女の名前だ。
奥
休み時間でもあまりペラペラおしゃべりしない、おとなしいタイプの女の子だ。
「ちがうよ。でもある意味じゃそうかな」
ぼくは
「なるほどな。さすが永太、なかなか目のつけどころがいいぜ」
「なにが?」
「なにがっておまえ……まさか知らなかったのかよ」
あのな、と克樹は教えてくれた。
なんでも中学が彼女と同じで、一回同じクラスになったと。
で、あるとき音楽の授業で歌のテストがあってそれは別室でやるんだけど、
(うわ、すっげ)
ってなったらしい。
防音の壁を貫通し、すきとおった声がとどいて音楽室がどよめいたという話。
(そうなのか。じゃあある意味、ラッキーだったんだな)
彼女以外の全員にことわられなければ、
よし。もう迷いはない。
―――翌日。
「お、おはよう、奥さん」
「――――ッ!!」
初日はあいさつを返してくれなかった。
もしかしたら返してくれたのかもしれないが、ぼくには聞き取れなかった。
たまに授業であてられたときとかも、彼女はすごく声がちいさい。
まずは、ふつうのボリュームでふつうに会話できるようにならないとな。
しかしのんびりもしてられない。
文化祭はもう、一週間後なんだ。
「奥さん」
ぼくは下校しようとする彼女の前に回りこんだ。
「おりいってお願いがあるんだ。ぼくと……」
「―――!」
あっ。
今のはきけた。
すれちがいざま「ごめんなさい」ってたしかに言ってたぞ。
(逃げられちゃってるけどな……)
仕方ない。
奥の手をつかうか。
「イヤな予感じゃ」
ノアはくちをトガらせた。
「あなたが
「ま、まあそういわずに。カフェオレのほうがよかったか?」
んー、とノアは低い音をだしながら紙パックのリンゴジュースをストローで飲む。
食堂前のテラス席。ぼくたちは円形のテーブルに向かい合ってすわっている。
「わざわざ昼休みに呼び出して、のみものオゴるだけじゃないでしょ? はやく用件いいなよ」
「わるいな。じつは相談というか、ききたいことがあってな」
「何」
「女子って、どういうものをもらったらよろこぶんだ?」
「へえ……」
ノアはストローをくわえたまま上目づかいでこっちを見る。
「それはなかなか、いい心がけじゃない」
?
どういう理解の仕方をしたのかわからないが、幼なじみは微笑んでいる。
「あのさ……誕プレほど重くなくて、さらっともらってうれしいやつ、なんかないか?」
「ありますあります」なぜか二回いう。
「たとえば?」
「かわいい雑貨とか」
そこから流れで放課後にお店に行くことになった。
駅の地下街を歩き、目的のものがある雑貨屋さんに入る。
男子一人だと少し入りにくい感じの店。
「これとかね」
「へー」
「あと、こういうのも」
「なるほど」
「わ、私だったら……」ノアは指をさした。「こんな小物入れが好きかな」
シンプルなデザインにひかえめな色づかい。
値段も、高すぎずちょうどいい。
「よし。これにするよ」
「…………」
「ありがとなノア。助かった」
「ううん、こちらこそ、ありがと……」
ありがと?
ちょっと気にはなったが、まあいいか。
会計してプレゼント用にしてもらって、スクバにしまうと、
「ちょっと!」
「えっ」
「私にじゃないの!?」
「そんなこと一言もいってないだろ」
あいつは一気に不機嫌になった。
帰宅するまでの道で、あからさまに口数がへった。
次の日。
「あの……奥さん。今日はまじで、本気で、キミと話がしたいんだ」
「―――!?」
「このとおり」
ぼくは頭をさげた。
熱意が伝わったのか、
「す、すこしなら、いいよ」
やった。
って、まだ全然だけど。せいぜい第一関門を突破したにすぎない。
放課後。
昨日ノアがすわっていた席に、今日は彼女にすわってもらった。
「よかったら、受け取ってほしいんだ」
「……それ、私に?」
「うん」
表情を見た感じ、リアクションはわるくない。
「でもこんな……私、いただく理由がないから……」
「奥さん」
ぼくは彼女と目を合わせた。
ロングの髪で、横に流さずまっすぐストンと下ろした前髪。
セーラー服のソデからのそく手首はほそくて、体はやせている。
とくに意識したこともなかったが、今はこの子のことで頭がいっぱいだ。
「ぼくとデュエットしてください!!」
ぴーん、と彼女の背筋がのびた。
くちびるがふるえるようにうごくが、言葉は出てこない。
ぼくは、しゃべりかけずに
ことわられるにせよ、それは奥さん本人の口から言ってほしい。
「私」
やがて何かを決心したように、ふだんとはちがってよく通る声でいう。
「もしかしたら、こういう機会をまっていたのかもしれないの。三年間、静かに学校生活をおくってきたけれど、一度くらい、みんなから注目を浴びてみたい」
「奥さん」
「出る。私、
自然と、彼女に手をさしだしていた。
にこっ、と笑って彼女はぼくと握手してくれる。
「でも、これはやっぱり……」
「あ」
握手した手をはなして、奥さんはぼくの手にプレゼントしたものをつかませた。
「すごく好きだけど、もらうのはやっぱりわるいと思う」
かたい意志のある
もう、今の彼女にはオドオドしたところがなく、まるで別人のようだ。
(ぼくの部屋においてもいいが……)
翌日は学校が休みだった。
スマホで連絡してマンションのエントランスにノアにきてもらった。
「呼び出したらいつも来るなんて思わないでよね」
「あ、ああ……ごめん」
「それで?」
「これ、おまえに」
ツンツンしていた態度が一瞬でどこかにいった。
「な~んだ、やっぱり私にじゃない。一回じらすとか、あなたっていじわるなんだから」
「はは……わるい」
「どんな意味のプレゼント?」
「それはもちろん―――幼なじみに日ごろの感謝をこめて、だよ」
にこにこ笑ってあいつは自分の階にもどっていった。
上機嫌すぎて言いだせなかったが、よかったのかどうか。
お店の人にプレゼントの包装もしなおしてもらったけど、
ウソつかずに「受け取ってもらえなかったから」ってハダカでわたすべきだったかな。
―――大会三日前。
ぼくと奥さんはカラオケボックスにいた。
「この曲がよくありません?」
「ああ。ぼくも歌いやすいよ」
それは、流行りの曲じゃなく、ずっと前に流行った曲だった。
Aメロは彼女だけ、Bメロでぼくがハモリで入って、そのままサビにいく。
世界中のだれよりも好き、という内容をうたったラブソングだ。
「もう一回合わせましょうか」
イントロが流れ出す。
「――――♪」
(すごすぎだろ……これ、ぼくが邪魔してるまであるぞ)
しかしぼくも、立候補した責任がある。
なんとか奥さんの足だけはひっぱらないようにしないと。
そしていよいよ当日になった。
体育館の中はぎゅうぎゅうじゃないけど、けっこう人が入ってる。
(あのトップバッターすごかったな。っていうか、レベル高い人しかいない)
ぼくたちの順番が近づいてくる。
ドキドキしてきた。
「
と、そう問いかける彼女の様子は意外にも落ちついていた。
長い黒髪に、おでこをかくすようにまっすぐ下ろした前髪。
「やばいよ。声、ちゃんと出ないかも」
「私も……」
奥さんはぼくの手をとって、
ぴたっと自分の手のひらを合わせた。
「鼓動が早いの、伝わりますか?」
「うん」
「でもこうしてると……ちょっぴり安心しますね」
そのとき、わーっと歓声があがった。
ぼくたちの出番の一つ前の人だ。
男子。
しっとりしたバラードを歌っている。
うまっ。
声量があって、裏声っていうのか高い音のところもしっかり出ている。
(あー、たぶん優勝、あの人だろうな……)
そんな顔をしていたのか、
急に奥さんが、
手の指と指の間に、指をはさんでぎゅっとにぎった。
「弱気に、ならないで」
言われて、ぼくの背筋がピンとのびた。
最初のころは目が合ってもすぐそらしていたのに、なんてエネルギーがあるまなざしなんだ。
圧倒された。
とんでもない思いちがいだ。
彼女は弱くない、強かったんだ。
声がちいさく臆病にみえても、内側には一本しっかりしたシンがあった。
「いこうか」
「はい」
結果は―――
「おしかったね」
「ノアか」
「ノアよ」
ふりかえると夕焼けにそまる幼なじみがいた。
「なんかごめんね」
「なんでおまえがあやまるんだよ」
「優勝したのうちのクラスの男の子だし……あ、でもでも、準優勝おめでとう」
ぼくたちはおおいに健闘したといえる。
が、
ひとつ前のバラードの男子にはかなわなかった。
わかれぎわ、ノアがつぶやいた。
「私とあなただったらなぁ…………」
クラスがちがうだろ、とぼくは言い返したけど、そんな意味の言葉じゃないことはわかってる。
三年生のノアは、一年のときよりも髪が長くなって、
身長はそんなに変わっていないはずだけど、むかしよりもあきらかに雰囲気が落ちついてきた。
大人に近づいてるんだ。
ぼくもノアも。
(もし手帳のことがなかったら)
ぼくはどんな三年間をすごしていただろう。
そんなことを考えるようになった。
「乾杯!」
ぼくと奥さんは二人きりで文化祭の打ち上げをした。
って、もちろんアルコールは飲んでない。
カラオケボックスの、ドリンクバーのドリンクを飲んでいる。
彼女の歌は心地よかった。
大声ではりあげず、ときにはささやくように、
適度に感情をこめて、ぼくに手渡しするような歌い方をする。
ぼくは夢中になった。
この半年間、
ずっと
「今でもおぼえてるよ。あのとき二人で歌ってたあなたを。だって私、心の底から彼女がうらやましかったから……」
「ノア」
「もし高校生活がもう一回あったら、今度は私といっしょに歌ってくれる……かな?」
引きとめようとする手が空中でとまった。
ノアはぼくに告白し、最後にそう言い残して、走り去ってしまった。
(あいつとはもう、カラオケに行くことも―――)
今日は卒業式があった。
クラスのみんなが文化祭の大会のことをあらためて評価してくれて、
ぼくと
それはたぶん大会の結果だけじゃなく、ぼくたちがつきあっていることへの祝福の意味合いもあったと思う。
「終わったね。時間が流れるのが早かったな、とくに
「ぼくも同じだよ、
「このあと、どう……します?」
「決まってるだろ」
そう言うと彼女はほほえんだ。
笑顔のうしろに、桜の花びらが舞う。
「ぼくたちの仲が深まるきっかけになった場所に、行こう」
美陽はだまってうなずく。
校門の手前で、ぼくは彼女の手をにぎった。
すると、意外な提案をされた。
「『せーの』でジャンプして学校の外に出ませんか」
「いいよ」
ぼくと
同じタイミングでヒザをまげて、
同時に元気よく声をだして、
「せーのっ!」
◆
高校初日の朝からツイてない。
「どーぞぉ!」
あ。
反射的に受け取ってしまった。
駅前の広場で、ポケットティッシュみたくくばっていたから、てっきりポケットティッシュだと思ったんだけど。
手帳だ。
しかもずっしりくる革製。黒い色の。
こんなのタダでもらっていいのか?
(……なんか、はさまってるな)
しおりみたいなのが。手帳の上の部分にちょっとだけ見えている。
(なんだこれ……はっ!!!???)
「親愛なる自分へ
まず、ページをさかのぼって『
なければ、デュエット作戦は失敗に終わったことを示す。」
なんだよそのヘンな作戦は。
それの説明をまずしろよな。
(えーと、どこだ……おっ、これか)
名前|
交際日数|1862日
破局理由|結婚観の不調和
だいたい五年くらいってことか。
名前があるってことは失敗したんだろうな。
しかしフにおちない作戦名だ……。
その理由がわかるまで、約二ヶ月の時間がかかった。
今日は、一学期の中間テストの最終日。
タダだからとノアにむりやりつれてこられて、ぼくはカラオケボックスにいる。
一曲目を歌い終わり、あいつはぼくに感想を求めてきた。
お世辞を言い合う関係でもないから、ぼくは正直に言った。
「微妙」
む~、とノアはうなった。
そしてリンゴジュースのストローをすすってから言う。
「次はあなたの番なんだからね」
「わかってるよ」
「はい微妙微妙」
「まだ歌ってないだろ」
こういう場所は、その人のかくれた一面が見えて面白い。
中学のとき友だちと行ったら、おとなしい感じのやつがばりばりのロックを英語で歌いだしたときの衝撃は今でもおぼえている。
たぶんカラオケって人間が出るんだろうな。
「あ。もう時間。じゃあ、最後になにか二人で歌う?」
「二人で?」
「ほらこれは? 中学のとき音楽の授業でやったでしょ?」
テーブルの上のマイクをとった。
歌はサビからはじまるので大きく息をすいこむ。
ぼくの声とノアの声が重なった。
あれ?
意外と―――けっこうよくないか?
ぼくの、少し下にズレて棒読み気味な歌い方と、ノアの、やや上に高い活発な歌唱とのバランス。
(あー、なんか……)
声を合わせるのが気持ちいい。
そして曲の間にぼくは理解した。
この出来事をきっかけに、前回のぼくはノア以上に
もしそんな人がいるなら、一生いっしょにすごせる相手になる可能性は、かなり高い……のかもしれない。
おたがいの欠点を消していいところを伸ばし合う、こんな息ぴったりなデュエットができるのなら。
(いや……やっぱり調子にのりすぎか)
案外、ここに第三者がいたら「微妙」って感想かもな。
はは……。
歌い終わった後、ノアと目が合った。
なんか気恥ずかしくて視線をそらすと、あいつは面白がるように言った。
「熱唱しすぎ」
おたがいさまだろ、と心の中でぼくは思った。
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