早明島ダム未知の水源問題
早明島ダムは当初、徳島県における夏期の水不足解消を目的として建築されており、1998年に湛水が開始されてから徳島県の水がめとして運用されてきた。しかし、1997年1月の試験湛水時点で「下流の水量が減らない」との報告があり、生態系への影響が懸念されていた。
1997年4月に満水近くまでの試験湛水を行った際にも、下流の水量には影響がなく、水理学、地質学、環境工学の専門家による下流の河川の調査が行われたが、問題は発見されなかった。
徳島県知事は「早明島ダムの下流に未知の水源が存在している可能性があるが、それは早明島ダムの運用に問題は無いと考える」と発表し、早明島ダムの運用を開始した。
専門家による調査の際に行われた水質検査には問題がなく、生活用水として利用して問題のない数値であった。
下流にある佐那河内町含め近隣の町村に住む住民は、ダム竣工前後で変わらず水源を利用しており、早明島の未知の水源で育った神秘の棚田米「みなかみ米」など、観光資源として利用している。
1999年7月、台風8号「ハイヤン」の上陸に伴い水量が急激に増加。下流域の住民に避難を呼びかけ放流を開始したが、下流の水量は増加せず。
このことで「未知の水源」は干ばつや洪水などあらゆる水害を防ぐ神秘の水源として佐村河内町内で有名となり、未知の水源を御神体として神社を新設。新たな観光地となった。
現在の佐那河内町近隣、特に未知の水源の最も近くにある
初字の住民によるとこれは未知の水源による健康効果とされ、株式会社プロフランドにより天然水としての販売が提案されている。
これら未知の水源に関しては現在も調査が続いているが、昨今は佐村河内町の住民により立ち入りや地質調査の妨害活動が起きている。
これら未知の水源に関しての情報をお持ちの方は、国土交通省河川局に情報提供をお願いします。調査にご協力お願いします。
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