2章のあらすじ(第8話~第13話)

【第8話~第13話 あらすじ:プルルスライム編】


◆ 洞窟の探索と新たな出会い

 安全な拠点となる洞窟を見つけたユウトと九匹のスライムたち。彼らは、洞窟のさらなる探索を開始する。

 その奥深くで、彼らは壁一面に埋まるように存在する、不思議な輝きを放つ鉱石……魔光石の鉱脈を発見する。

 先生の分析によれば、未知の鉱物だが、安定したエネルギーを放ち、非常に硬いという。これは将来的に重要な資源となる可能性があった。


 さらに探索を進めると、彼らは洞窟の別の区域で、新たな住人……ではなく、ゴブリンの小規模なコロニーと遭遇。彼らもまた、森での生存競争に敗れたのか、この洞窟へと逃れてきていたのだった。一触即発の空気が流れるが、ゴブリンたちは明らかに飢え、疲弊していた。



◆ ゴブリンとの交渉、そして共存

 ユウトは、力で排除するのではなく、対話を試みる。リーダー格のゴブリンに対し、食料を提供する代わりに、ユウトたちの縄張りのルールに従い、問題を起こさないことを条件に、洞窟の一部での滞在を許可するという、一時的な休戦協定を結ぶ。スライムたちはゴブリンたちを警戒しているが、ユウトの決定に従った。


 こうして、洞窟内での奇妙な共同生活が始まる。ゴブリンたちは、監視の下で簡単な作業(水運び、土運びなど)を手伝うようになり、洞窟内の(食料・資源的な)負担は少しずつ増していく。



◆ 進化の兆しとゼロの精霊

 ユウトは、スライムたちの更なる成長を促すため、彼らのスキル訓練に力を入れる。そんな中、洞窟内で起きた小さな事故で、ガンテツが仲間を庇って危機的な状況に陥る。しかし、彼は【硬質化】スキルと強い意志でそれを乗り越え、その際に彼の体から一時的に強い光が溢れるという、進化の兆候ともとれる現象が初めて観測された。


 さらに、ユウトと先生は、洞窟の最深部近くで、古代の封印が施されたような隠し部屋を発見する。その内部には、力なく漂う複数の下位のゼロの精霊と、そして……ひときわ強く、純粋な無属性のエネルギーを放つ、一体の中位のゼロの精霊が眠っていた。これが、後の○○○○となるゼロとの最初の出会いだった。



◆ 契約とスライムたちの第一次進化

 ユウトは、その強力なゼロの精霊に強い興味と、そして何か不思議な繋がりを感じ、接触を試みる。先生の助けも借りながら【精神感応】で呼びかけると、ゼロはそれに応じた。

 ユウトは、彼女に「仲間となり、共に力を高めないか」と提案する。ゼロは、ユウトの持つ特異な力と、先生の存在、そして自身の成長の可能性を感じ取ったのか、その提案を受け入れ、ユウトと主従の契約を結ぶ。ゼロはユウトの内に宿り、彼の力の一部となった。


 このゼロとの契約、そしてゼロが放つ純粋なエネルギーが触媒となり、ユウトの傍にいた九匹のスライムたちに劇的な変化が訪れる! 彼らの体は眩い光に包まれ、その姿を大きく変貌させたのだ。

 体は一回り大きくなり、体色はより鮮やかに、そして明確な知性の輝きがその「目」に宿る。これが、プルルスライムから「ホブ・スライム」への、彼らの第一次進化だった。まだ言葉は話せないものの、その能力と知性は格段に向上していた。



◆ 新たなる脅威、ゴブリンロード

 しかし、ゼロとの契約やスライムたちの進化によって、拠点洞窟から放たれる魔力や気配は、以前よりも格段に強くなっていた。それが、森の奥に潜む、より強大な存在の注意を引いてしまう。

 洞窟に住み着いたゴブリンたちから情報を得たのか、あるいは単に力の匂いを嗅ぎつけたのか……洞窟の入り口に、数百匹はいるであろうゴブリンの大軍勢が現れたのだ! その軍勢を率いるのは、屈強な体躯と高い知性を持つ、ゴブリンロード。彼は、この資源豊かな洞窟を新たな支配地とするため、侵略を開始しようとしていた。


 ユウト、新たに力を得たゼロ、そして進化した九匹のスライムたち、さらには洞窟内にいるゴブリンたち……。その存続を賭けた最初の大きな戦いを迎えようとしていた。

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