第6話 動物たち
つい先日、夜コンビニ行くと車道を動物が渡っている。
犬かな?と思ってみたら尻尾が長く鼻も長い
『あっキツネ』
自慢じゃないが私は市街地ど真ん中に住んでいる。
近所に山も無い。
翌日、知り合いと話していたらキツネの話題になり
私は知らなかったが
割と離れた大学のグラウンドに巣穴を造って
夫婦の狐が住んでいると聞いた。
もう何年にもなっていて昼間は、じっとしているが
夜になると街灯に照らされた街中を探検しながらゴミ箱あさりを
しているという。
この話をした夜、深夜1時頃、自宅の窓の方から
猫の鳴き声が聞こえる。
わたしは、そっと覗くと
胸がドキリとした、小さな子猫が鳴いていたのです。
「ミャア・ミャア・・・」
『あーどうしよう』
寒い季節でもなく雨も降っていない
ただ、そばに行ったら、もう終わりだ。
野良猫に間違いない。
たちまち罪悪感と情が噴水のように沸き上がってくるのは
知っている。
わたしは過去にも一時的に子猫を保護して
苦労して里親を探した経験があるからだ。
しばらくしたら子猫は、どこかに行ってしまった。
『元気でくらしてくれよ・・・』
私は祈るしか出来なかった。
恥ずかしながら保護する金もないのです。
最近のら犬は、まったく見かけない世の中になった。
だが
のら猫の話は、この頃アチコチから大変よく聞くようになった。
どうしたものなんでしょうか・・・
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