第8話師匠と弟子
時は放課後の教室、俺は海星に呼び止められていた。
「話ってなんだ?」
「実はだな...」
そんな神妙な面持ちできたんだな俺はてっきりただの命知らずなガキだと思っていたぞ。
「実は弟子にしてほしいんだ!いや、です!」
「え?」
そうきたか...前世でも弟子みたいな奴はいたなぁ懐かしい。
「それは別に構わない」
「本当か!」
「だが、理由を聞かせてもらおうか」
まあ素質はあるし、こいつ一人だと魔物が現れた時逃げずに戦いそうだから心配だ。
「お前といたら強くなれそうだからだ、お前がいるまで俺は特別な力を持っていると思っていた...でも違った、俺はお前ほど魔法を知らない、だからお前から魔法を教わりたい...です」
なるほどな...やっぱりこいつはあいつみたいな向上心を感じる。
「よし、そういうことなら今からお前は俺の弟子だ」
「はい!師匠!」
え、何その呼び方、めっちゃ嫌なんだけど。
「...その呼び方はやめてくれ」
「いやです師匠!」
「な、ならせめて敬語はやめろ」
「...頑固だな師匠は」
どの口が言ってるんだ、どの口が。
* * *
場面は変わり家に着いた。
「はぁ...なんか今日はいろいろありすぎて疲れた...ただいまー」
「あ、おかえりお姉ちゃん」
なんかこんなやりとりも久しぶりだ、前世はほとんど人里には降りられなかったから...
部屋に入ると愛が口を開く。
「そういえばだけど魔物が発生してる理由分かったかも」
「お、まじか」
やっと黒幕の正体が...
「あ、その前にこの話をしておかなくちゃね」
「この話?」
愛はさっきまでのニコニコした顔を真剣な面持ちに変えた。
「うん、ある神、いや、元神の話をね––––––––––––」
「...」
要約するとこうだ。
ある神がいた、その神はどういうわけか魔物を生み出す能力を持っていた。
その神はあろうことか魔物たちを使い他の神たちを殺そうとした。
だが、他の神全員が協力しその神を神の座から追放した。
その元神がどうなっているかは今は分からない。
「そんなことが...」
「うん、つまりその元神が裏で糸を引いているのかもしれないってこと、僕は死ぬまで人間で神界にはいけないから他の神には報告できないし...」
ん、普通に死ねばいいじゃん。
「生き返るんだろ?死ねばいいじゃん」
「えっ、ひど!おに!あくま!死ぬのって痛いから怖いじゃん!」
「いや痛み感じるのかよ、すまんすまん」
そんな話をしていると凄い轟音がした。
「なんだ?!」
「これは...学校の方角からだね、たぶん魔物だよ、たぶん」
またかよ...今日だけで三回だぞ。
–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––くっ...塾がなければもっと長くできたのに!
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