第6話こっちの人間?あっちの人間?

「お前ら、なぜ魔力を持っている?」


 なんだこいつ...厨二病というやつか?

 それにしてはタイムリーすぎるか。


「ここじゃダメだ、人気のない場所で話そう」

「体育館裏でどうだ?」

「分かった、行こう愛、どうした?愛」

「なんか見覚えが...あ、うん!」


* * *


「それで、なんでお前たちには魔力がある?」


 なんでって言われても...やばい!何も言い訳を考えてなかった!


「なんでって、君の家の人と同じであっちの世界の人間だからだよ」


 え、まって、それ言っちゃっていいの?しかもサラッと俺の知らないことを。


「おい愛説明してくれ、どういうことだ?」

「あ〜めんどくさいから手短に説明するとそこの君(海星)の親が元々あっちの世界の人間だったってこと」


 なるほど、ほんとにざっくりした説明だな...


「なるほど、それなら納得がいく」


 納得いくのかよ。


「それはそうとお前はなんで人の魔力が見えるんだ?」

「さぁな、産まれた時からずっとそうだったからな」

「そうか...」


 俺も知らない魔法...ってことはないよな。

 あ、そうだ。


「最近あっちの世界の魔物が何故かこっちの世界に現れたんだが、何かしらないか?」

「な、なに?!魔物だと!」


 おいなんだそのキラキラした目は。


「ま、魔物ってファンタジーとかに出てくるあの魔物だよな!」


 こいつ...まさか魔物を相手取ろうとしてるんじゃないだろうな。


「やめとけ、死ぬぞ、これは忠告だ」

「大丈夫だ、俺も魔法は使える」


 まあ確かに親もあっちの世界の住人なら使えるのか。


「俺の魔法、見せてやる!ファイアボール」


 おお、かなり速度はあるが、火力が弱い、これじゃ使い物にならん。


 その時だった、俺たちの前に何かが降ってきた。


「うぉ?!なんだ?!」

「こいつは...スライムか」

「なんだ雑魚じゃん、ちゃっちゃとやろうよ授業始まっちゃう」


 ちょうどいい、魔法というものがどういうものか見せてやるとしよう。








––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––次回スライム三分クッキング

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