第4話対魔物

 時間は変わり登校中。


「いやーびっくりしたよ、この世界に魔物がいるなんて...」

「ほんとどうなってるんだ...」


 ゴブリンとは本来群れをなして行動する生き物、なので一匹で行動するなんて珍しいし、姿を見つけたら警察が放っておくわけがない...

 もしかして、誰かが裏で糸を引いている?


「なぁ愛」

「うん、やっぱりおかしいよこれは早急に解決しないと...」


 そんなこんなで頭を唸らせていると、悲鳴が聞こえた。


「う、うわぁぁぁぁ!」


「愛!」

「うん、もしかしたら魔物が現れたのかも!」


 俺たちは悲鳴が聞こえた方向へと向かった。


「これは...」

「っ、間に合わなかった」


 悲鳴の出どころは公園、そこには角が一本生えたウサギのような魔物、アルミラージがガキの手を貪っている姿があった。

 俺は急いで魔法を放つ。

 急ぎなので魔法陣を展開する暇はない。


「ロックショット!」


 直径五十センチ程の岩を放つ魔法でアルミラージを吹き飛ばす。


「グギャ?!」


 そのままガキに魔法が当たらないように気をつけながらを魔法陣を展開。


「ウィンドカッター!」


 そしてアルミラージを切り刻んでチェックメイトだ。


「大丈夫...じゃないよな、ヒール!」


 男の子のそばに駆け寄り全力のヒールをする。


「う、うぅ」

「大丈夫?親御さんはどうしたの?」

「い、痛くない、ウサギさんは?」


 ガキは今にも泣きそうな声でそう言った。


「大丈夫、ウサギさんはやっつけたよ」

「そ、そうなんだ怖かった...」


 そういえば愛はどこだと思い周りを見渡すとアルミラージのそばでしゃがみ込んでいる愛がいる。

 俺は愛のそばに駆け寄った。


「何してるんだ?愛」

「...これ見てよ」


 愛は手に魔石に似たものを持っていた。


「魔石に似てるが...違うな」

「うん」


 魔石とは魔物の中にある心臓的なものなのだが、色は赤くて丸いはず、だがこれは黒くて何より機械みたいだ。

 まじまじと見つめているとその魔石のようなものが破裂して無くなった。


「うわっ?!」

「...やっぱりおかしい」


 とりあえずガキを家まで送ろう、何かあっては危険すぎる。


「君、自分の家分かる?」

「う、うん、あ、一人で帰れるよ!お姉ちゃんたち学校は大丈夫なの?」


 すっかり忘れていた、公園の時計を見てみると、たぶん遅刻ギリギリだ。


「ごめん一人で帰れるならそうして、愛、行こ!」

「あ、うん!」


 これはちょっとやばいかもしれん、転移魔法を使うしかないか...


「愛、抱きついて」

「え?うんいいけどそんな大胆な///」


 俺は愛を冷ややかな目で見る。


「そ、そんな目で見ないで〜」

「じゃあバイバイ」


 俺はガキの方を向きそう言った。


「うん、お姉ちゃんまたね!」


 ええガキやぁ...

 おっと、気を取り直さねば...

 俺は魔法陣を展開し、魔法を唱える。


「転移!」


 光が俺たちを包むと一瞬で学校の校門に転移した。

 転移魔法とは一度行った場所にしか行けないのだが、思った通りこの体が行った場所も行けるようだ。


「お疲れ〜」

「急ごう、転校初日で遅刻とか嫌だ」


 俺たちは走って教室に向かった。






–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––長くなった(´・ω・)

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