第2話
電源が入ったと思った瞬間、宇宙を彷彿とさせる星々が輝く場所に体が浮かんでいるように感じる。体の姿は見えないが。
なにか人のような人物がこちらに向かって手を伸ばしてきている?ように見えた。
私に触れて、私に触れたところに電撃のようなものが発生してその手は離されてしまった。「クソっ!」その人のようなものは悪態をついて離れていった。
そして振り向くといつの間にいたのか目の前には白い光が浮いていた。それがひときわ強く光ったかと思うと、
音声が聞こえた。「聞こえますか?」そう問いかけてくる。「えぇ」と答えようとするが体である光が少し輝いただけだった。
しかしそれには伝わったようで、「わかりました。」といった。
その光は「今からあなたにはユニークスキルを手に入れることができます。それも自由なものを。あなたの考えたユニークスキルをお伝えください」
ユニークスキルか。先にアバター設定が基本的には来るもんじゃないの?まあこれしかできないからやるけどさぁ。
私は様々なVRゲームで生産職をやってきたから今回も生産職で行きたいけど戦闘をやってみたかったんだよね。で、前から考えてたのが
「戦闘生産職」という能力。生産職の行動を攻撃に変えるっていうスキルだ。
これをお願いしたところ光が輝いて「よし。大丈夫。次に職業の選択をしてもらうよ。」職業。職業は最初のステータスが決まったり職業スキルがあったり、職業補正という何かに対するプラス効果も存在しており、非常に重要なものだ。
その職業の一覧を見る。戦闘職には「剣士」「弓師」「盾士」「魔法師」「支援魔法師」「呪術師」「曲芸師」「獣使い」「拳闘士」
「万能士」の10つ。どれもいつもゲームを一緒にしていたメンバーのよく使っていた職業もある。だがそのどれにも私は惹かれなかったので当初の予定通り生産職を選ぶことにする。
生産職は「薬師」「釣師」「錬金術師」「木こり」「マイナー」「料理人」「鍛冶師」「建築家」「農家」「生産神(一部)」「細工師」の11個だった。生産職を戦闘職と同じ10個しかないと発表されていたのにどうしたのかなぁとは思うが戻れはしないので決める。おそらく異常なのは「生産神(一部)」だろう。だって名前がおかしいんだもん。
でも、当然それに対する好奇心もあった。だっておそらく他の人にはない職業だよ。気になるじゃん!それ以外の選択肢ないじゃん。
ということで「生産神(一部)」にした。すると「本当によろしいですか?」という文字が表示される。それを最終確認だと受け取った私は躊躇することなくOKを押した。
その瞬間光がひときわ大きくなって飲み込まれる。大きく「start」という文字が表示された瞬間に私は叫んだ(声は出ていないはずだが)「アバター作りどこ行っちゃったのー!!」
まぁその後どうなったかというと気づけば森の中にいた。いつの間にか視界の右端あたりにマップが表示されていた。姿もすでにあって、それは想像していた通りの姿だった。
これはこれでいいかと思い、動き出そうと思って、もう一度マップを見た。そこには個々の地名が記されており、「始まりの森」と記されていた。
始まりの森は現在は少し先のほうに複数人がいるようで話し声が聞こえてきていた。私はまっすぐに進むべきか迷ったため、一度地図を見ることにする。
地図ではこのまま先に行けば「始まりの街」につくようで後ろのほうに行けば「始まりの農村」につくようだ。
基本的にこういうゲームでは「始まりの街」にいくとストーリーが進むことが多いのでみんな「始まりの街」にいっているようだ。なんだか焦っているようにも見える。
まぁいったん置いといて全体に合わせるのもいいがあえて外すのもいいと思うので今回は「始まりの農村」から始めることにする。ということで少しずつ人数を増やしているその場を後にしてその「始まりの街」から逆方向に歩き始めた。人の数はどんどん減っていって両手で数えられるくらいの人数になってしまった。
その数分後、恐らくその農村であろうことについた。そこには一面が黄色に染まっている麦畑や紫に熟したぶどうや真っ赤な林檎が吊り下げられている果樹園。
そしてところどころにあるこじんまりとした宿屋がすこしあたたかいような懐かしいような雰囲気を醸し出していた。
職業を変更しました。
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