ときめきっ☆フルーツ学園!!

明日蜜柑

第1章 どきどきっ☆桜舞う4月っ!!

第1-1話 どきどきっ☆入学式!!

「おはよう!」

私は金沢 怜華(カナザワ レイカ)!

今日からこのフルーツ学園に入学するの。

「おはよう!」

金沢 陽無(カナザワ ヨウナシ)、姉。

私の姉で、1つ上で、私が愛するお姉ちゃんなの。今日から同じ学校なの。

お姉ちゃんは保護者代わりに、入学式に来てくれたの。

「今日から高校生だね」

「嬉しい!」 ニカッ

「その笑顔、アンタ忘れちゃダメだよ。」

お姉ちゃん。いつも私をほめてくれる。大きな手で頭を撫でてくれる。いい人なの。


校門の前に来た。色んな人がいっぱい、緊張しちゃう。

私は昔から大人数が居るところが苦手なの、頑張らなきゃ!

今日は入学式だけで、クラスとかが発表されるのは明日だと下足室の掲示板にそう書かれた紙が貼られていた。なんで今発表しないんだろう。疑問を持ちながら歩いていた。その掲示板には寮の案内も貼られていた。

入学式が行われる、体育館に入る。床にはブルーシートが敷かれていて、外靴でも大丈夫なようになっていた。

先生は自分の席に案内する。入学式のプログラムが書かれた紙を渡される。

生徒会長の話や、校長の話やらを聞くみたいなの。

私の席横には可愛らしい男の子が座っていた。

「こんにちはっ!」

「あっこ、こ、こんにちは」

「お名前なんて言うの?」

「あ、あの俺、遣(ツカイ)って言います…遺族の遺で遣…よろしく…」

遣ちゃん、初めて聞く苗字なの。

「よろしく!」ニカッ

「よ、よろしくっ///」

遣ちゃんの顔が何故か赤くなった。何故かしら。すこし経ってから入学式が始まった。

校長の話は結構面白かった。パプアニューギニアの奥地でワニに噛まれた話とか。入学式に話す意味は分からなかったけれど。


2時間ほどで終わった。12時だったの。入学式の後、遣ちゃん以外とはほとんど話さなかった。お姉ちゃん、下級生の男なんかに惚れなくて良かった。

入学式の後すぐ帰れるみたい。入学する人が多いから入学式を2回に分ける必要があるから、担任・副担任開示は明日みたい。

「入学式、どうだった?面白そうな人に出会った?」

「うーん、居なかったかな。でも、変な髪形の人とかはいたよ。」

「それは、見た目が面白そうな人だね。」

私は姉の運転するバイクに乗りながら。会話を弾ませた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る